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偉人たちの辞世の句 一覧 【偉人292名】|日本の美しい言葉

偉人たちの辞世の句一覧|日本の美しい言葉 一覧
偉人たちの辞世の句一覧|日本の美しい言葉
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251. 木付統直

古へを慕うも門司の夢の月 いざ入りてまし阿弥陀寺の海

 

252. 熊谷直之

あはれとも問ふひとならでとふべきか 嵯峨野ふみわけておくの古寺

 

253. 黒川隆像

夢亦是夢 空猶是空 不来不去 端的の中に在り

 

254. 黒田孝高

おもひおく言の葉なくてつひに行く 道はまよはじなるにまかせて

 

255. 斎藤義龍

三十餘歳 守護人天 刹那一句 佛祖不傳

 

256. 相良義陽

思いきやともに消ゆべき露の身の 世にあり顔に見えむものとは

 

257. 島津歳久

晴蓑めが玉のありかを人とは々 いざ白雲の末も知られず

 

258. 少弐政資

花ぞ散る思へば風の科ならず 時至りぬる春の夕暮
善しやただみだせる人のとがにあらじ 時至れると思ひけるかな

 

259. 高橋鑑種

末の露もとの雫や世の中の おくれさきたつならひなるらん

 

260. 高橋紹運

流れての末の世遠く埋もれぬ 名をや岩屋の苔の下水
かばねをば岩屋の苔に埋みてぞ 雲ゐの空に名をとゞむべき

 

261. 立花道雪

異方に心ひくなよ豊国の 鉄の弓末に世はなりぬとも

 

262. 筒井順慶

根は枯れし筒井の水の清ければ 心の杉の葉はうかぶとも

 

263. 筒井定慶

世の人のくちはに懸る露の身の 消えては何の咎もあらじな

 

264. 鳥居景近

先立ちし小萩が本の秋風や 残る小枝の露誘うらん

 

265. 鳥居勝商

我が君の命にかわる玉の緒を 何に厭ひけん武士の道

 

266. 中村文荷斎

契あれや涼しき道に伴いて 後の世までも仕へ仕へむ

 

267. 新納忠元

さぞな春つれなき老とおもうらん ことしも花のあとに残れば

 

268. 二条良豊

秋風や真葛原に吹き荒れて 恨みぞ残る雲の上まで

 

269. 祢宜右信

風荒み跡なき露の草の原 散り残る花もいくほどの世ぞ

 

270. 野上房忠

生死を断じ去って 寂寞として声なし 法海風潔く 真如月明らかなり

 

271. 波多野秀尚

おほけなき空の恵みも尽きしかど いかで忘れん仇し人をば

 

272. 平塚為広

名のためにすつる命は惜しからじ つひにとまらぬうき世と思へば

 

273. 別所治忠

君なくば憂き身の命何かせむ 残りて甲斐の有る世なりとも

 

274. 北条氏照

天地の清き中より生れ来て もとのすみかにかえるべらなり

 

275. 北条氏政

吹くとふく風な恨みそ花の春 もみぢの残る秋あればこそ
雨雲のおほへる月も胸の霧も はらひにけりな秋のゆふかぜ
我身いま消とやいかにおもふべき 空より来りくうに帰れば

 

276. 細川高国

絵にうつし石を作りし海山を のちの世までも目かれずや見ん
なしといひありと又いふことの葉や 法のまことの心なるらん

 

277. 前野長康

限りある身にぞあづさの弓張りて とどけまいらす前の山々

 

278. 松井康之

やすく行道こそ道よ是やこの これそまことのみちに入けり

 

279. 三浦義意

君が代は千代に八千代もよしやただ うつつのうちの夢のたはぶれ

 

280. 右田隆次

末の露本の雫に知るやいかに つひに遅れぬ世の習ひとは

 

281. 三原紹心

うつ太刀のかねのひゞきは久かたの 天津空にも聞えあぐべき

 

282. 宮原景種

逃るまじ処を兼て思い切れ 時に至りて涼しかるべし

 

283. 三好義賢

草枯らす霜又今朝の日に消えて 報のほどは終にのがれず

 

284. 宗像氏貞

人として名をかるばかり四十二年 消えてぞ帰るもとの如くに

 

285. 薬師寺元一

めいとには能わか衆のありけれは おもひ立ぬる旅衣かな

 

286. 山崎隆方

ありと聞きなしと思うも迷いなり 迷いなければ悟りさえなき

 

287. 冷泉隆豊

みよやたつ雲も煙も中空に さそひし風のすえも残らず

 

288. 小野木重勝室

鳥啼きて今ぞおもむく死出の山 関ありとてもわれな咎めそ

 

289. 鶴姫(つるひめ)

わが恋は三島の浦のうつせ貝 むなしくなりて名をぞわづらふ

 

290. 徹岫宗九

殺仏殺祖 遊戯神通 末期一句 猛虎舞空

 

291. 高橋お伝

なき夫の為に待ちゐし時なれば 手向に咲きし花とこそ知れ
嬉しきも憂きも夢なり現なり さめては獄屋看ては故里
子を思ふ親の心を汲む水に ぬるる袂の干る隙もなし
しばらくも望みなき世にあらんより 渡し急げや三途の河守

 

292. 夜嵐お絹(よあらし おきぬ)

夜嵐の覚めて跡なし夢の花

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