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戦いの神『日本の軍神・武神』15神 一覧とご神徳・ご利益

軍事・戦争を司る神『日本の軍神・武神』一覧 寺・神社
軍事・戦争を司る神『日本の軍神・武神』一覧
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経津主神 ふつぬしのかみ

「香取さま」の名で知られ、建御雷之男神と並び称される武神です。香取神、建布津神、豊布津神、布都御魂神、斉主神、伊波比主神などとも呼ばれます。

神名の「フツ」は、鋭い剣でものを切り裂くさまを表します。「ヌシ」は神の意味で、神剣の化身と考えられています。

『日本書紀』のみに登場し、『古事記』には登場しない。 別名、斎主神(いわいぬしのかみ)、伊波比主神(いわいぬしのかみ)。『出雲国風土記』では布都怒志命として登場する。

 

神格
剣神、武神、軍神

別称
経津主神、香取神、布都御魂神(フツノミタマノカミ)、斉主神(イワイヌシノカミ)、伊波比主神(イワイヌシノカミ)

神徳
出世、開運招福、延命長寿、夫婦和合、安産、農耕・海上守護、交通安全、殖産興業

祀られている神社
香取神社(千葉県佐原市香取)
春日大社(奈良市春日野町)
石上神宮(奈良県天理市布留町)
稲毛神社(神奈川県川崎市川崎区)
大原野神社(京都市西京区大原野南春日町)
枚岡神社(東大阪市出雲井町)
梶並神社(岡山県勝田郡勝田町)
塩釜神社(宮城県塩釜市一森山)
香取神社(東京都江東区)
一之宮貫前神社(群馬県富岡市一ノ宮)

 

素戔嗚尊 すさのおのみこと

須佐之男命。歌川国芳作

須佐之男命。歌川国芳作

 

『日本書紀』では素戔男尊、素戔嗚尊等、『古事記』では建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、須佐乃袁尊、『出雲国風土記』では神須佐能袁命(かむすさのおのみこと)、須佐能乎命などと表記する。

日本神話における英雄の一人で、生まれながらの乱暴者であるが故の気性の激しさと、人々の力になって戦う正義の味方としての両方の側面を持ち、波乱万丈で人間臭さのある神様として、昔から最も人気のある神の一人です。

人々を苦しめていた八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、人身御供となっていた美しいイナダ姫を救い、八岐大蛇の尾から出てきた「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」を手にします。

 

神格
豊穣神、防災除疫の神、歌人の神、冥府の神、荒ぶる神の祖

別称
素戔嗚尊(すさのおのみこと)、健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、牛頭天王(ごずてんのう)、祇園様(ぎおんさま)、天王様(てんのうさま)

神徳
水難、火難、病難除去、五穀豊穣

祀られている神社
八坂神社(京都東山区祇園町)
氷川神社(埼玉県大宮市高鼻町)
津島神社(愛知県津島市神明町)
熊野本宮大社(和歌山県東牟婁郡本宮町)
日御崎神社(島根県簸川郡大社町日御崎)
須佐神社(島根県簸川郡佐田町宮内)

日本武尊・倭建命 やまとたける

日本武尊・倭建命(ヤマトタケル)

日本武尊・倭建命(ヤマトタケル)

 

『日本書紀』では主に「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、『古事記』では主に「倭建命(やまとたけるのみこと)」と表記される。現在では、漢字表記の場合に一般には「日本武尊」の用字が通用される。

熊襲征討・東国征討を行ったとされる日本古代史上の伝説的英雄である。

相模の国で、国造に荒ぶる神がいると欺かれた倭建命は、野中で火攻めに遭う。そこで叔母から貰った袋を開けると火打石が入っていたので、草那藝剣で草を刈り掃い、迎え火を点けて炎を退ける。生還した倭建命は国造らを全て斬り殺して死体に火をつけ焼いた。その場所を焼遣(やきづ=焼津)という。

 

神格
軍神、武神、国土神(農業神)

別称
日本武尊、倭建命、小碓命(おうすのみこと)、倭男具那命(やまとおぐなのみこと)、日本童男命(やまとおぐなのみこと)

神徳
出世、開運招福、厄除け、商売繁盛、交通安全、試験合格、国土安穏、諸願成就

祀られている神社
熱田神宮(名古屋市熱田区神宮)
建部大社(滋賀県大津市神領町)
十和田神社(青森県上北郡十和田町)
刈田峰神社(宮城県刈田郡蔵王町)
都々子別神社(福島県白河郡棚倉町)
鷲神社(東京都台東区竜泉寺町)
花園神社(東京都新宿区)
焼津神社(静岡県焼津市焼津)
気比神社(福井県敦賀市曙町)
大鳥大社(大阪府堺市鳳北町)
平田神社(宮崎県児湯郡川南町)

 

応神天皇 おうじんてんのう

「八幡さま」として親しまれ、全国二万余の社に祀られる武神です。大分県の宇佐八幡宮を総本社として、全国に二万余にのぼる分社があるといわれています。

神功皇后と共に八幡神に付会され、皇祖神や武神として各地の八幡宮に祭られる。

 

神格
文武の神

別称
誉田別尊、品陀和気命、大鞆和気命

神徳

国家鎮護、殖産興業、勝運招来

祀られている神社
宇佐神宮 大分県宇佐市南宇佐2859
氣比神宮 福井県敦賀市曙町11-68
石清水八幡宮 京都府八幡市八幡高坊30
鶴岡八幡宮 神奈川県鎌倉市雪ノ下2-1-31
離宮八幡宮 京都府乙訓郡大山崎町字大山崎小字西谷21-1
柞原八幡宮 大分県大分市大字八幡987
千栗八幡宮 佐賀県三養基郡みやき町大字白壁字千栗
函館八幡宮 北海道函館市谷地頭町2-5
藤崎八旛宮 熊本県熊本市中央区井川淵町
鶴谷八幡宮 千葉県館山市八幡68
有田八幡神社 岡山県笠岡市有田字宮ノ前2270
世良八幡神社 広島県世羅郡世羅町小世良328
天野八幡宮 岡山県岡山市北区青江3-2-1
廣幡八幡宮 岡山県岡山市南区阿津2104
惣社八幡神社 福岡県京都郡みやこ町国作字惣社など

 

以上、軍事・戦争を司る神『日本の軍神・武神』一覧と御神徳・ご利益 を紹介しました。
戦国時代など戦のあった時代や戦争のあった時代にはたくさんの武人や軍人が訪れたのではないでしょうか?
ここで紹介した軍神・武神は、農業や産業の神徳もあり、様々なご利益があるとして今でもたくさんの神社に祀られています。

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