- 淡雪
【あわゆき】
泡のように柔らかく消えやすい雪。 - 薄氷
【うすらい】
冬が過ぎ、水面をかろうじて覆っている薄い氷。 - 朧月
【おぼろづき】
春の夜の、水蒸気に包まれてぼんやりかすんだ月。 - 陽炎
【かげろう】
水蒸気が地面から立ち昇るとき、あたたかい空気によって光が不規則に屈折する現象。 - 東風
【こち】
春に東または北東から吹いてくる風。春を呼び、梅の花を咲かせるといわれる。 - 残雪
【ざんせつ】
春になっても消えずに残っている雪。「去年(こぞ)の雪」ともいう。 - 春暁
【しゅんぎょう】
春の暁。「曙」より時間的には早く、夜半過ぎから夜明け近くの、まだ暗いころ。 - 春眠
【しゅんみん】
春の夜の眠り。 - 春雷
【しゅんらい】
啓蟄のころに鳴る、その年はじめての雷。 - 春霖
【しゅんりん】
仲春から晩春にかけての、ぐずついた天候。 - 雪間
【ゆきま】
春になって雪が融け、ところどころに現れる地表のこと。雪深い地方の情景。 - 朝凪
【あさなぎ】
夏の晴れた朝、陸風と海風が入れ替わるとき、まったく風が止むこと。 - 薫風
【くんぷう】
夏の南風。木々の間や水の上を通り過ぎ、その香りを運んでくるようだという意味。 - 涼風
【すずかぜ】
真夏に吹くさわやかな風。 - 薄暑
【はくしょ】
初夏の、やや汗ばむような暑さ。涼風や木陰を欲する心持ちがかすかに動き始める。 - 短夜
【みじかよ】
短い夏の夜。 - 鰯雲
【いわしぐも】
巻積雲の俗称。秋空に斑点状に広がり、イワシが群れるさまのように見えることからついた名。 - 寒露
【かんろ】
二十四節気の一つで、十月八日ごろ。露が寒気によって凍る手前の時期で、秋冷が身にしみる日が多くなる。 - 処暑
【しょしょ】
二十四節気の一つで、八月二十三日ごろ。夏の暑さがおさまる時期。「処」には「とまる」の意味がある。 - 霜降
【そうこう】
二十四節気の一つで、十月二十三日ごろ。秋も深まり、朝、しばしば霜が降るなど、冬の到来が近いことを知らせる。 - 白露
【はくろ】
二十四節気の一つで、九月八日ごろ。草木の葉に秋の到来を告げる白露が宿るという意味。 - 待宵
【まつよい】
陰暦八月十四日の宵のことで、翌日の十五夜の月を待つ夜の意。 - 夜長
【よなが】
日が早く落ち、夜が長くなったと感じられること。 - 風花
【かざばな】
晴れた日、風が吹き出す前などに、舞うように降る粉雪。 - 枯野
【かれの】
草が枯れ、虫の声も途絶え、霜の降った荒涼たる冬の野。 - 寒雷
【かんらい】
冬に発生する雷。 - 霜柱
【しもばしら】
土の中の水分が凍って、地表を持ち上げてできる柱状のもの。 - 霜花
【しもばな】
寒い冬の朝に、窓ガラスにできる氷の花模様。 - 樹氷
【じゅひょう】
冷えた雲や霧の粒が木の枝に吹きつけられて一面に凍りついたもの。 - 氷柱
【つらら】
水の滴りが凍ったもので、軒下や木の枝などに垂れ下がる。
コメント