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和歌

恋の短歌・和歌 62首一覧 – 口語訳付き|切ない恋、忍ぶ恋、片思いなど

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恋の短歌・和歌 60首一覧 - 口語訳付き|切ない恋、忍ぶ恋など 和歌
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万葉集や百人一首、古今和歌集などの中から有名な恋愛の歌を集めて一覧にしました。

万葉集は、7世紀後半から8世紀後半にかけて編纂された、現存するわが国最古の歌集です。その中でも恋にまつわる歌が数多く詠まれていました。

恋や愛に対する気持ちは昔も今も変わってないのかもしれません。 ここでは昔の人達が恋する気持ちを綴った短歌・和歌を紹介していきます。 口語訳付きですので、どんな気持ちを綴った歌なのかがわかりやすいと思います。

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恋の短歌(和歌)60首

 

いとせめて 恋しき時は むば玉の 夜の衣を かへしてぞきる

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】恋しくてたまらない時は、夢で会えるように夜着を裏返して寝よう。

 

 

思いつつ 寝ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】恋しい方を思いながら寝たので、夢にあの方が現れたのだろうか。もし夢とわかっていたなら夢から覚めなかったろうに。

 

 

うたたねに 恋しき人を みてしより 夢てふものは 頼みそめてき

【作者】小野小町・古今和歌集
【意味】うたた寝で恋しい方の夢を見てからというもの、夢を頼りにしてみようと思うようになりました。

 

 

思へども なほぞあやしき 逢ふことの なかりし昔 いかでへつらむ

【作者】村上天皇・斎宮女御集
【意味】あの方を恋しく思っていると、あの方に逢う前はどんな気持ちで過ごしていたのか不思議に思う。

 

 

やすらはで寝なましものをさ夜ふけて 傾ぶくまでの月をみしかな

【作者】赤染衛門(あかぞめえもん)・後拾遺和歌集
【意味】もう あの方が来ないと諦めて寝てしまえば良かったのに、夜が更け月が西の空に傾く明け方まで、月をながめておりました。

 

 

陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆへに みだれそめにし 我ならなくに

【作者】河原左大臣
【意味】陸奥の国の「しのぶもじずり」で作られる模様のように、私の心は乱れています。こうなったのはあなたのせいなのですよ。

 

ゆふぐれは雲のはたてにものぞ思ふ 天つ空なる人を恋ふとて

【作者】読人知らず・万葉集
【意味】夕暮れになると雲を眺めては、物思いにふけています。あの空のように手の届かぬところにいる恋人を思って。

 

逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

【作者】中納言朝忠
【意味】もしあの人と愛し合うことがなかったなら、あの人のつれな さも、我が身の辛い運命も恨むことはしないのに。

 

 

嘆きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

【作者】右大将道綱母
【意味】あなたが来てくれないことを嘆きながら、ひとりで寝て夜が明けるまでの時間が、どんなに長いものか、あなたはご存じでしょうか。

 

 

ほととぎす鳴くや五月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな

【作者】読人知らず・万葉集
【意味】ホトトギスが鳴く五月に咲く菖蒲草のように、理屈では割り切れない恋をしています。

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