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水に関係する日本の言葉50選|ことわざ・格言・四字熟語・慣用句

水に関係する日本の言葉50選 諺(ことわざ)
水に関係する日本の言葉50選
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  1. 年寄りの冷や水
    【としよりのひやみず】
    年寄りが若者と同じように、無理な行動をすること。老人のむちゃな、さしでたふるまいをひやかす言葉。
  2. 焼け石に水
    【やけいしにみず】
    あまりに少なくて、少しも役に立たないことのたとえ。また、助けや努力などが、それをあたえるべきものに比べて少なすぎて、まったく効果が上がらないたとえ。
  3. 血は水よりも濃し
    【ちはみずよりもこし】
    他人より血のつながっている者の方が頼りになる、ということ。または、血筋は争えない、ということ。
  4. 覆水盆に返らず
    【ふくすいぼんにかえらず】
    いったん離縁した夫婦の仲は元に戻らないことのたとえ。転じて、一度してしまった失敗は取り返しがつかないということのたとえ。
  5. 水火も辞せず
    【すいかもじさず】
    おぼれる可能性のある水の中に入る事や、燃え盛る火の中に入る事すらも問題にしない事。
  6. 流るる水は腐らず
    【ながるるみずはくさらず】
    常に流れている水は腐らないように、常に活動しているものは、停滞したり、落ち込んだりしないこと。
  7. 流れに耳を洗う
    【ながれにみみをあらう】
    穢れたことを聞いたので、川で耳を洗い清めること。俗事の世間から離れて暮らすことの例え。
  8. 上手の手から水が漏る
    【じょうずのてからみずがもる】
    上手の手から水が漏るとは、どんなに上手な人でも、時には失敗をするというたとえ。
  9. 上善は水の如し
    【じょうぜんみずのごとし】
    最高の善は水のようなものである。万物に利益をあたえながらも、他と争わず器に従って形を変え、自らは低い位置に身を置くという水の性質を、最高の善のたとえとしたことば。
  10. 水滴りて石穿つ
    【みずしたたりていしをうがつ】
    力が足りなくても根気よく続ければ、最後に目的をはたすことができるということの例え。
  11. 寝耳に水
    【ねみみにみず】
    予想しなかった突然の出来事に驚くこと。
  12. 蛙の面に水
    【かえるのつらにみず】
    蛙の顔に水を掛けてもまったく平気なことから、どんなことをされても平気でいること。何をされても応えないこと。
  13. 渇すれども盗泉の水を飲まず
    【かっすれどもとうせんのみずをのまず】
    いくら苦しく困っていても、不正、不義に汚れることを嫌い、身を慎むこと。
  14. 古川に水絶えず
    【ふるかわにみずたえず】
    古川に水絶えずとは、旧家は衰えてもたやすくはつぶれないということのたとえ。また、基盤がしっかりしているものは、衰えてきてもたやすく滅びないことのたとえ。
  15. 水入らず
    【みずいらず】
    内輪の者だけで、他人を交えないこと。
  16. 我田引水
    【がでんいんすい】
    自分の田に水を引く。すなわち自分の有利なように事を運ぶこと。
  17. 水に絵を描く
    【みずにえをえがく】
    できないことのたとえ。骨折り損。
  18. 落花流水の情
    【らっかりゅうすいのじょう】
    お互いに思い合う心があること。
  19. 智者は水を楽しむ
    【ちしゃはみずをたのしむ】
    止まらず流れる水のごとく、智者も物事に通じ、滞ることなく処理する。
  20. 行く川の流れ
    【ゆくかわのながれ】
    人間の住みかと命のはかなさの例え。
  21. 親の恩は送っても水の恩は送られぬ
    【おやのおんはおくってもみずのおんはおくられぬ】
    親からの恩恵はなくとも生きていくことができるが、水が無くては生きてはいけないという意味。
  22. 水清ければ月宿る
    【みずきよければつきやどる】
    水が澄んでいれば、月がきれいにうつる。心にけがれがなければ、神仏の恵みがあるというたとえ。
  23. 立板に水
    【たていたにみず】
    よどみなく、すらすらと話すことのたとえ。
  24. 水泡に帰す
    【すいほうにきす】
    努力のかいもなく無駄に終わること。
  25. 湧く泉にも水涸れあり
    【わくいずみにもみずがれ】
    どんなに豊富にあるものでも、無くなることがあるということ。




水に関係する日本の言葉50選 まとめ

水に関することわざ、いかがだったでしょうか?

余談ですが、水にまつわる言葉で『水商売』というのがあります。 これは、客の人気によって収入が左右される商売のことで、江戸時代、両国の河岸に出店する茶店が、 座敷で女性が接客する本業をごまかし、表向きは夏に冷水を売っていたため“水茶屋”と呼ばれていたことが語源とされています。

水は、様々な表情を見せ、どんなものにも形を変え、流れていきます。まるで、人間の生き方を表しているようですね。

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