大地の恵みや農業などにまつわる言葉を集めた一覧を紹介します。 大地のありがたみがわかる言葉がたくさんあり、昔の人達が大地や農耕と密接な関係にあったことがよくわかります。
あらためて大地のありがたさを実感できる言葉も多数あります。 普段はあまり気にならないかもしれませんが、この機会に大地の恵みに感謝したいですね。
農業・大地の恵みに関する言葉一覧
秋なすびは嫁に食わすな
秋なすはおいしいからにくい嫁には食べさせるなということで、姑が嫁いびりをすることのたとえ。
秋の一日、春の七日
立秋をすぎると、日照時間はどんどん短くなるので秋の作業の一日遅れは春の七日遅れと同じだという戒めの言葉。
秋の夕焼け鎌を研げ
秋の夕焼けは翌日晴れることが多いので、畑仕事ができるように鎌を研いで準備をしておくこと。
麻につるるよもぎ
曲がって生えるよもぎでも、まっすぐにのびる麻の中に生えれば曲がらずにのびることから、 善良な人と交われば、感化されて自然によい人になるというたとえ。
いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)
よく似ていて区別することが難しいことから、どれも優れていて、選ぶのに困ることのたとえ。
芋を洗うよう
芋をたくさん桶や樽に入れてかき回して洗うように、狭い所に大勢の人が混み合っているたとえ。
炒り豆に花
いった豆から芽がでて花が咲くことはありえないことから、とてもありそうにもないことが起こることのたとえ。
言わぬが花
はっきりと言わないところに、味わいや値打ちがあるというたとえ。また、全部言ってしまうとさしさわりがあるから、言わないほうがいいということ。
飢えにのぞみて苗を植える
食べる物がなくなってから、苗を植えても、とても空腹にはたえられない。このように、必要にせまられてから準備を始めるのでは手遅れであるということ。
雨後のたけのこ
雨が降ったあと、たけのこが続々と生えることから、物事が次々と続いて現れるようすのたとえ。
独活(うど)の大木
うどの茎は大きくなるが、柔らかく、材木として役に立たないことから、形ばかり大きくて役に立たないもののたとえ。
瓜の蔓になすびはならぬ
うりのつるにはうりしかならないように、平凡な親から、優れた子は生まれないことのたとえ。
瓜二つ
うりを縦に二つに割ったように顔つきや姿がたがいによく似ていることのたとえ。
お茶を濁す
いいかげんなことを言ったり、したりして、その場を適当にごまかすたとえ。
溺れる者は藁をも掴む
おぼれかけている者は、助かりたい一心から、なんの役にも立ちそうもない一本のわらにでもすがろうとすることから、困りはてたときには、まったくたよりにならないものにもすがりつこうとすることのたとえ。
親の意見となすびの花は千に一つも無駄は無い
なすの花は咲けば必ず実がなり、無駄がない。同じように親の意見はまったく無駄が無く、子供のためになることばかりだから、よく聞くべきだという教え。
顔に紅葉を散らす
若い女性がはずかしがって顔を赤くする。
瓜田(かでん)に靴をいれず
うりの畑で履き物を直していると、うりをぬすむのではないかと思われることから、人に疑いをもたれるようなことはするなといういましめ。
枯れ木も山の賑わい
どんなつまらないものでも、ないよりはましであるというたとえ。
木に竹を接ぐ
性質の違う木と竹をつなぎ合せたように、物事の前後の調和がとれないようすのたとえ。
つり合いのとれないたとえ。
コメント