日本全国 各都道府県に伝承として伝わるご当地妖怪を一覧で紹介します。
近隣の都道府県では重複している妖怪もありますし、同じ妖怪でも名称が違うものもあります。
妖怪とは?
妖怪(ようかい)というのは、日本で伝承される民間信仰のなかで、人間の理解を超える奇怪な現象や、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な『存在』のことをいいます。
妖怪という名称の他にも以下のような名称が存在しています。
- 妖(夭、あやかし)
- 変化(へんげ)
- 妖怪変化
- お化け(化け物、化け)
- 化生(けしょう)
- 妖異
- 怪異
- 怪物
- 鬼
- 百鬼
- 魑魅魍魎(ちみもうりょう)
- 魔
- 魔物
- 憑き物
- 物の怪(勿の怪、物の気、もののけ)
奈良時代など古代の日本では、「妖怪」という語は「怪しい奇妙な現象」を表していましたが、様々な神や伝承、怪談や宗教などの価値観と結びつき、詳細の解らない現象を、形を持ったものの仕業としたため『怪異を起こす存在』のことを妖怪と呼ぶようになったと考えられるそうです。
【47都道府県】日本の妖怪一覧
北海道地方
北海道
- オッケルイペ(おっけるいぺ)
- オキナ
- 獺(かわうそ)
- 熊風(くまかぜ)
- コロポックル(ころぽっくる)
- パウチカムイ(ぱうちかむい)
東北地方
青森県
- 赤舌(あかした)
- 雨降小僧(あめふりこぞう)
- 海坊主(うみぼうず)
- オシラサマ(おしらさま)
- 河女(かわおなご)
- つらら女(つららおんな)
- のっぺらぼう
- 寝肥(ねぶとり)
- モンジャ(もんじゃ)
- 山男(やまおとこ)
- 手長婆(てながばばあ)
岩手県
- 灰坊主(あくぼうず)
- 鰻男(うなぎおとこ)
- 海座頭(うみざとう)
- オシラサマ(おしらさま)
- 倉ぼっこ(くらぼっこ)
- 鮭の大助(さけのおおすけ)
- 座敷童子(ざしきわらし)
- 寒戸の婆(さむとのばば)
- シタガラゴンボコ(したがらごんぼこ)
- 猩々(しょうじょう)
- スネカ(すねか)
- 手の目(てのめ)
- 寝肥(ねぶとり)
- 登戸の婆(のぼとのばば)
- 乗越入道(のりこしにゅうどう)
- ひょうとく
- 経立(ふったち)
- 雷獣(らいじゅう)
宮城県
- 井戸の神(いどのかみ)
- 甘酒婆(あまざけばば、あまざけばばあ)
- 否哉(いやや)
- 海坊主(うみぼうず)
- 大入道(おおにゅうどう)
- 柿男(かきおとこ)
- 絡新婦(じょろうぐも)
- タンタンコロリン(たんたんころりん)
- 提灯小僧(ちょうちんこぞう)
- 化け古下駄(ばけふるげた)
秋田県
- 灰坊主(あくぼうず)
- おとろし
- 三吉鬼(さんきちおに)
- 川熊(かわぐま)
- クネユスリ(くねゆすり)
- 蝶化身(ちょうけしん)
- つらら女(つららおんな)
- ぬらりひょん
- なまはげ
- 火消婆(ひけしばば)
- 屏風のぞき(びょうぶのぞき)
- 古山茶の霊(ふるつばきのれい)
- 骨女(ほねおんな)
- 雷獣(らいじゅう)
山形県
- 網剪(あみきり)
- 影女(かげおんな)
- 古庫裏婆(こくりばばあ)
- 古籠火(ころうか)
- 鮭の大助(さけのおおすけ)
- 蝶化身(ちょうけしん)
- 泥田坊(どろたぼう)
- 沼御前(ぬまごぜん)
- 雪女(ゆきおんな)
- 提灯お化け(ちょうちんおばけ)
福島県
- 朱の盆(しゅのぼん)
- 瀬坊主(せぼうず)
- 黒塚(くろづか)
- 濡れ女(ぬれおんな)
- 龍燈(りゅうとう)
- 沼御前(ぬまごぜん)
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