【動物】
- お玉杓子(おたまじゃくし)■ 蛙の子
- ひよこ(ひよこ)■ 春生まれた鳥の子。特に鶏の子
- 虻(あぶ)■ うなりながら勢いよく飛び、人馬を刺して血を吸う
- 磯巾着(いそぎんちゃく)■ 磯の割れ目などにくっついている腔腸動物
- 引鴨(ひきがも)■ 暖かくなって北へ帰る鴨
- 引鶴(ひきづる)■ 暖かくなって北へ帰る鶴
- 烏貝(からすがい)■ 池沼などの泥に潜っている二枚貝が殻が黒い
- 雲雀(ひばり)■ 春の高空に垂直に舞い上がり、朗らかに囀る
- 栄螺(さざえ)■ 海底の岩場にいる棘のある巻貝
- 燕(つばめ)■ 春南から来て、秋に帰る
- 燕の巣(つばめのす)■ 人家の軒先や梁に作る
- 花烏賊(はないか)■ 花時、産卵のため群れて岸に来る烏賊
- 海胆(うに)■ 棘皮動物で棘が多く栗の毬のよう形から海栗の名
- 海猫渡る(ごめわたる)■ 春に海猫が渡ってくること
- 蛙(かえる)■ 冬眠から覚め、地上に出ると鳴き始める
- 眼張(めばる)■ 磯魚、目玉が大きく煮つけにすると美味
- 寄居虫(ごうな)■ 空の巻貝に棲み、成長すると他の殻に棲み替える
- 帰雁(きがん)■ 北へ帰る雁
- 亀鳴く(かめなく)■ 亀は鳴かないが、うらうらした春の日を表現する言葉
- 蟻穴を出ず(ありあなをいず)■ 春になって穴から蟻がでてくること
- 牛蛙(うしがえる)■ 大きな蛙で牛がうなるように鳴く。食用にもなる
- 魚島(うおじま)■ 鯛などの群が産卵のため集まっている場所。また時期
- 熊穴を出ず(くまあなをいず)■ 雪解のころ、冬眠から覚めた熊が穴から出てくること
- 蛍烏賊(ほたるいか)■ 5センチ位の小さな烏賊、体が発光する
- 公魚(わかさぎ)■ 結氷した湖では氷に穴をあけて釣る
- 桜貝(さくらがい)■ 桜色の透きとおった殻をもつ二枚貝
- 桜鯛(さくらだい)■ 花時に、産卵のため内海に群をなして来る
- 蚕(かいこ)■ 単に蚕と言えば春蚕
- 残る鴨(のこるかも)■ 北国に帰らず、残っている鴨
- 子綬鶏(こじゅけい)■ 雑木林などに群生し「ちょことこい」などどと聞こえる
- 蛇穴を出ず(へびあなをいず)■ 冬眠していた蛇が穴から出てくること
- 若鮎(わかあゆ)■ 春先、川をさかのぼってくるのが小鮎
- 種付け(たねつけ)■ 交尾期の家畜に種つけをすること
- 獣交る(けものさかる)■ 家畜や獣の交尾期
- 春の蚊(はるのか)■ 春に出る蚊
- 春の鹿(はるのしか)■ 鹿は秋に交尾し初夏に子を産むので、春に孕んでいる
- 春の猫(はるのねこ)■ 日だまりで寝そべっているような春らしい雰囲気の猫
- 春の鮒(はるのふな)■ 水がぬるみ活動を始めて鮒
- 春蝉(はるぜみ)■ 春に鳴く蝉
- 春鴉(はるがらす)■ 不吉な感じの鴉さえ、春らしい景となる
- 初蝶(はつちょう)■ その年に初めて見る蝶
- 諸子(もろこ)■ 柳の葉に似た淡水魚
- 雀の子(すずめのこ)■ 十日ほどで孵化し、二週間ほどで巣立つ
- 浅蜊(あさり)■ 大きさ2、3センチの二枚貝
- 巣立鳥(すだちどり)■ 雛鳥が巣から飛び立つこと
- 蝶(ちょう)■ 蝶は四季見られるが、単に蝶といえば春
- 鳥の巣(とりのす)■ 樹の上、藪、畑、人家などに巣を作り雛を育てる
- 鳥雲に入る(とりくもにいる)■ 帰る鳥が雲間に消えて見えなくなること
- 鳥帰る(とりかえる)■ 渡り鳥が、春、北方へ帰ること
- 鳥交る(とりさかる)■ 雄が囀ったり、特異な姿態をしたりする鳥の交尾
- 田螺(たにし)■ 水田や小川に潜む小型の巻貝
- 猫の子(ねこのこ)■
- 猫の恋(ねこのこい)■ 早春、猫のさかること
- 馬刀(まて)■ 指くらいの細長い二枚貝。直立して砂の中に潜む
- 白魚(しらうお)■ 長さ6センチほどの、透明で眼が黒点のように鮮やか
- 蛤(はまぐり)■ 二枚貝。殻は平滑で模様がある
- 飯蛸(いいだこ)■ 頭が親指大の小型の蛸
- 百千鳥(ももちどり)■ いろいろの小鳥が群がり囀ること
- 蜂(はち)■ いろいろな種類がいるが、すがるは似我蜂の古名
- 望潮(しおまねき)■ 蟹。雄は一方のはさみが大きい
- 頬白(ほおじろ)■ 頬に白い筋のある小鳥
- 鱒(ます)■ 春、海から川口に集まるときが旬
- 落し角(おとしづの)■ 二月頃、鹿の角は根元から自然に落ちる
- 囀り(さえずり)■ 春の繁殖期に小鳥がしきりに囀ること
- 蜆(しじみ)■ 淡水または帰水産の小粒の二枚貝
- 蜷(にな)■ 海と淡水の両方にいる2、3センチの巻貝
- 蠅生る(はえうまる)■ 春に生まれる蠅
- 雉(きじ)■ 日本固有の鳥、春は妻恋いにホロンと鳴くので春季
- 鰊(にしん)■ 群をなして来る。鰊がとれるころの曇天が鰊雲
- 鶯(うぐいす)■ ホーホケキョと鳴く、初音はその年に初めてきく鶯の声
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