『春』の季語を読み方と意味付きで一覧にまとめました。 日本の春の季節を連想させる情緒ある美しい言葉です。春の情景を表す素敵な言葉をご覧ください。
春の季語 一覧
【時候】
雨水(うすい) | 類:雨水 ■ 雪よりも雨が多くなり草木が芽を出すといった季節感 |
夏近し(なつちかし) | 類:夏近し ■ 春というよりも夏が近い感じの頃 |
花の雨(はなのあめ) | 類:花の雨 ■ 桜の咲くころに降る雨 |
花過ぎ(はなすぎ) | 類:花過ぎ ■ 桜の花が咲き終わってしまった頃 |
花時(はなどき) | 類:花時 ■ 桜を中心に、さまざまな花の咲き出す時期 |
花曇(はなぐもり) | 類:花曇 ■ 桜の咲くころの曇天 |
花冷(はなびえ) | 類:花冷 ■ 桜の咲く頃の冷え込み |
霞(かすみ) | 類:霞 ■ 古くから歌人に詠まれている春の季題 |
貝寄風(かいよせ) | 類:貝寄風 ■ 大阪四天王寺の聖霊会からの故事 |
寒明(かんあけ) | 類:寒明 ■ 寒の三十日間が明けること |
旧正月(きゅうしょうがつ) | 類:旧正月 ■ 旧暦の正月 |
魚氷に上る(うおひにのぼる) | 類:魚氷に上る ■ 少し暖かくなり、魚も氷の上に出てくるようになる |
啓蟄(けいちつ) | 類:啓蟄 ■ 冬眠の地虫、蛇、蜘蛛などが穴から出てくること |
行く春(ゆくはる) | 類:行く春 ■ 惜春の感慨をこめた春の終わり |
佐保姫(さおひめ) | 類:佐保姫 ■ 春をつかさどる女神 |
菜種梅雨(なたねづゆ) | 類:菜種梅雨 ■ 菜の花の咲く頃に続く雨 |
冴返る(さえかえる) | 類:冴返る ■ いったん暖かくなって、また寒さがぶり返すこと |
桜東風(さくらごち) | 類:桜東風 ■ 桜、梅、雲雀のころにそれぞれ吹く東風 |
笹起きる(ささおきる) | 類:笹起きる ■ 笹の上に積もった雪が解け、倒れていた笹が起きあがる |
三月(さんがつ) | 類:三月 ■ 寒暖をくりかえしながら、暖かさを増してゆく月 |
山覚める(やまさめる) | 類:山覚める ■ 根雪が解け始めるころ |
山笑う(やまわらう) | 類:山笑う ■ 草木の芽吹き始めた淡い色合いの春の山の形容 |
残る雪(のこるゆき) | 類:残る雪 ■ 日の当たらない物陰などの残雪 |
四月(しがつ) | 類:四月 ■ 春たけなわの月、花、農作業、新入社員等々 |
汐干潟(しおひがた) | 類:汐干潟 ■ 旧暦三月三日頃の大潮は干満の差が大きく遠くまで干上 |
汐干寒(しおひざむ) | 類:汐干寒 ■ 汐干狩どきの寒さ |
春(はる) | 類:春 ■ 立春から立夏の前日まで |
春の闇(はるのやみ) | 類:春の闇 ■ 月のない春の夜のしっとりとした闇 |
春の雲(はるのくも) | 類:春の雲 ■ ふんわりと霞むような春の雲 |
春の海(はるのうみ) | 類:春の海 ■ のたりのたいとおだやかに広がる春らしい海 |
春の空(はるのそら) | 類:春の空 ■ 晴れた日でも春空は白くかすみ、天候は変わりやすい |
春の空気(はるのくうき) | 類:春の空気 ■ 春らしい空気 |
春の月(はるのつき) | 類:春の月 ■ 朧なるを賞で、さやけきを賞でつのは秋の月 |
春の山(はるのやま) | 類:春の山 ■ 春らしいのどかに霞のかかった山 |
春の宵(はるのよい) | 類:春の宵 ■ 春宵一刻値千金の詩句から出た |
春の水(はるのみず) | 類:春の水 ■ 雪解水や雨で満々とした湖沼や川の水 |
春の星(はるのほし) | 類:春の星 ■ 春の星はおぼろに柔らかい |
春の雪(はるのゆき) | 類:春の雪 ■ しめっぽく、解けやすい。降るそばから消える |
春の川(はるのかわ) | 類:春の川 ■ 水かさも増し、のどかに流れる春らしい川 |
春の霜(はるのしも) | 類:春の霜 ■ 春になってから降りる霜 |
春の土(はるのつち) | 類:春の土 ■ 雪が解け、日差しにぬくもった土 |
春の虹(はるのにじ) | 類:春の虹 ■ 春に出る虹 |
春の日(はるのひょう) | 類:春の日 ■ 春の日の光、または春の一日 |
春の波(はるのなみ) | 類:春の波 ■ 明るくきらめく春の精気に満ちた波 |
春の暮(はるのくれ) | 類:春の暮 ■ 春の夕に同じ |
春の夜(はるのよ) | 類:春の夜 ■ おぼろにかすみ、湿り気を帯びた感じで艶っぽい |
春の野(はるのの) | 類:春の野 ■ 若菜を摘んだり、下萌を踏み歩いたりする野 |
春の夕(はるのゆうべ) | 類:春の夕 ■ うっとりとかすむような春の夕暮れ |
春の夕焼(はるのゆうやけ) | 類:春の夕焼 ■ やわらかい春の夕焼け |
春の雹(はるのひょう) | 類:春の雹 ■ 春に降る雹。農作物に被害を与える事もある |
春の霙(はるのみぞれ) | 類:春の霙 ■ 春の霙は雪が少なく直ぐに雨になることが多い |
春の霰(はるのあられ) | 類:春の霰 ■ 春になって降る霰。苗や芽をいためたりする |
春は曙(はるはあけぼの) | 類:春は曙 ■ はるのよあけ |
春めく(はるめく) | 類:春めく ■ 春らしくなること |
春一番(はるいちばん) | 類:春一番 ■ 春になって一番初めに吹く南風。春の訪れ |
春陰(しゅんいん) | 類:春陰 ■ 春の曇りがちの天候 |
春雨(はるさめ) | 類:春雨 ■ しとしとと降るのが春雨。長く降るのはしゅんりん |
春寒(はるさむ) | 類:春寒 ■ 立春後の寒さ |
春暁(しゅんぎょう) | 類:春暁 ■ はるのあかつき、よあけそのもの |
春光(しゅんこう) | 類:春光 ■ 光輝く春の日光。また風向や景色 |
春時雨(はるしぐれ) | 類:春時雨 ■ 明るくはらはらと通り過ぎる |
春疾風(はるはやて) | 類:春疾風 ■ 雨はともなわない春の塵っぽい突風 |
春暑し(はるあつし) | 類:春暑し ■ 春の汗ばむような日 |
春深し(はるふかし) | 類:春深し ■ 春もいよいよ盛りを過ぎる頃 |
春塵(しゅんじん) | 類:春塵 ■ 雪どけ後強風に飛ぶ土ぼこり |
春惜む(はるおしむ) | 類:春惜む ■ ゆく春を惜しむこと |
春節(しゅんせつ) | 類:春節 ■ 中国の正月、日本の旧正月にあたる |
春浅し(はるあさし) | 類:春浅し ■ 冬の感じの中の春の気配 |
春昼(しゅんちゅう) | 類:春昼 ■ |
春潮(しゅんちょう) | 類:春潮 ■ 干満の差が激しい春の潮 |
春泥(しゅんでい) | 類:春泥 ■ 雪解け、凍解や春雨によるぬかるみ |
春田(はるた) | 類:春田 ■ まだ耕していない春の田 |
春風(はるかぜ) | 類:春風 ■ のどかな春の日に吹く風 |
春分(しゅんぶん) | 類:春分 ■ 啓蟄の十五日後 |
春雷(しゅんらい) | 類:春雷 ■ 季節の移り変わりを告げる雷 |
春嵐(はるあらし) | 類:春嵐 ■ 春先に吹く強い風 |
初春(しょしゅん) | 類:初春 ■ 三春の初めの春 |
初雷(はつらい) | 類:初雷 ■ 立春後、初めて鳴る雷。春の到来を告げる |
水温む(みずぬるむ) | 類:水温む ■ 春の日差しでぬくもった水 |
清明(せいめい) | 類:清明 ■ 4月4日頃、みな清く明るい感じになってくる |
雪の果(ゆきのはて) | 類:雪の果 ■ 涅槃会前後に降るしまいの雪 |
雪解(ゆきどけ) | 類:雪解 ■ 春、積雪がとけること |
雪間(ゆきま) | 類:雪間 ■ 雪が解け、ところどころに土が見える隙間 |
雪代(ゆきしろ) | 類:雪代 ■ 山の雪が解けて一気に川や海、野原や田流れ出る |
雪崩(なだれ) | 類:雪崩 ■ 山や屋根の積雪がゆるみ、滑り落ちるもの |
早春(そうしゅん) | 類:早春 ■ 立春後、二月いっぱいをさす |
暖か(あたたか) | 類:暖か ■ 春の心地よい温度 |
遅日(ちじつ) | 類:遅日 ■ 日が伸びたことだが、夕方に重きをおいた感じ |
仲春(ちゅうしゅん) | 類:仲春 ■ 新暦の三月頃 |
長閑(のどか) | 類:長閑 ■ のんびりとおだやかな春の気分 |
鳥曇(とりぐもり) | 類:鳥曇 ■ 渡り鳥が、春に北へ帰る頃の曇り空 |
凍解(いてどけ) | 類:凍解 ■ 早春、凍結していた地面がゆるんでくること |
凍返る(いてかえる) | 類:凍返る ■ いったんゆるんだ凍てがぶり返すこと |
東風(こち) | 類:東風 ■ 春先、東から吹く強い風 |
二月(にがつ) | 類:二月 ■ まだ寒い |
二月尽(にがつじん) | 類:二月尽 ■ 二月の終わりの日、厳しい冬がようやく終わる |
日永(ひなが) | 類:日永 ■ 春分を過ぎ、日ごと日が長く感じること |
如月(きさらぎ) | 類:如月 ■ 旧暦二月の異称 |
薄氷(うすらい) | 類:薄氷 ■ 春になってからうっすらと張る氷 |
八十八夜(はちじゅうはちや) | 類:八十八夜 ■ 立春から八十八日目、5月2、3日頃 |
斑雪(はだれ) | 類:斑雪 ■ まだらに積もった春の雪。あるいは解け残った雪 |
晩春(ばんしゅん) | 類:晩春 ■ 新暦の四月頃、春も終わりに近い |
彼岸(ひがん) | 類:彼岸 ■ 春分と前後各三日 |
彼岸寒(ひがんざむ) | 類:彼岸寒 ■ 彼岸の頃の、木の芽が出る頃の寒さ |
比良八荒(ひらはっこう) | 類:比良八荒 ■ 比良大明神で叡山の衆徒が修した法華八講。寒気の戻り |
氷解く(こおりとく) | 類:氷解く ■ 張りつめていた川や湖の氷が解け出すこと |
苗代寒(なわしろざむ) | 類:苗代寒 ■ 苗代を作る2~6月の寒さ |
風光る(かぜひかる) | 類:風光る ■ 日差しが強くなり、吹く風が鋭く光るように感じられること |
別れ霜(わかれじも) | 類:別れ霜 ■ 夏近くなって降る最後の霜 |
暮の春(くれのはる) | 類:暮の春 ■ 春期の終わり |
抱卵期(ほうらんき) | 類:抱卵期 ■ 獣や鳥が交尾するころ、また卵を抱く時期 |
睦月(むつき) | 類:睦月 ■ 旧暦一月の異称 |
末黒野(すぐろの) | 類:末黒野 ■ 枯れ草を焼き払い、黒々とした野のこと |
木の芽時(このめどき) | 類:木の芽時 ■ 木が芽を出す時期、人の身体も変調きたしたりする時期 |
木の根開く(きのねあく) | 類:木の根開く ■ 木の根もとの雪が一番先に解けること |
目借時(めかりどき) | 類:目借時 ■ 晩春、蛙の声を聞いていると眠くなるさま |
弥生(やよい) | 類:弥生 ■ 新暦の三月末から四月末 |
弥生尽(やよいじん) | 類:弥生尽 ■ 旧暦三月の最後の日 |
余寒(よかん) | 類:余寒 ■ 寒が明けてから、なお残る寒さ |
陽炎(かげろう) | 類:陽炎 ■ 地上からの水蒸気により、物の形が揺らいで見えること |
立春(りっしゅん) | 類:立春 ■ 節分の翌日 |
流氷(りゅうひょう) | 類:流氷 ■ 春の暖かさでゆるんで漂流する氷塊 |
龍天に昇る(りゅうてんにのぼる) | 類:龍天に昇る ■ 春の盛んな気に乗じて龍が昇天すると信じられていた |
麗か(うららか) | 類:麗か ■ 晴れた日ののどかな様子 |
朧(おぼろ) | 類:朧 ■ 大気が水蒸気を含んで、万物がぼんやりと見える様子 |
朧月(おぼろづき) | 類:朧月 ■ 月光がぼんやりと滲んだ春の月 |
涅槃西風(ねはんにし) | 類:涅槃西風 ■ 彼岸の頃、一週間ほど吹き続ける西風 |
涅槃雪(ねはんゆき) | 類:涅槃雪 ■ 彼岸頃に降る雪 |
蜃気楼(しんきろう) | 類:蜃気楼 ■ 太陽光線の屈折から、空中に船、風景などが浮かんだりす |
【行事】【生活】
お水取(おみずとり) | 類:修二会 若狭の井 ■ 東大寺二月堂で行われる修二会の中の行事 |
スキーしまう(すきーしまう) | 類:橇しまう 捨橇 ■ スキーや橇を物置、納屋などにしまうこと |
どんたく(どんたく) | 類: ■ 五月三日、九州博多の祭 |
バレンタインデー(ばれんたいんでー) | 類:バレンタインの日 ■ 二月十四日。聖バレンタイン殉教の日 |
ぶらんこ(ぶらんこ) | 類: ■ 古くは中国から伝わった大人の遊び |
ボートレース(ぼーとれーす) | 類:競漕 レガッタ ■ 数多く行われるのは春 |
みどりの日(みどりのひ) | 類: ■ 四月二十九日、祝日。昭和天皇の誕生日 |
メーデー(めーでー) | 類:労働祭 メーデー歌 ■ 五月一日、労働者が集まる祭日 |
阿国忌(おくにき) | 類: ■ 四月十五日 |
安良居祭(やすらいまつり) | 類:今宮祭 花踊 ■ 四月十日、京都の今宮神社で行われる花鎮めの祭 |
伊勢参(いせまいり) | 類:伊勢詣 お陰参 抜参 ■ 春になって伊勢の神宮に参詣すること |
磯開き(いそびらき) | 類:磯の口開 初磯 口明祭 ■ 海藻、貝類の採集解禁日 |
磯菜摘(いそなつみ) | 類:磯菜 ■ 春の磯で海藻を摘むこと |
磯焚火(いそたきび) | 類:磯竃 ■ 海女が浜であたる焚火をいう |
磯遊(いそあそび) | 類:磯祭 ■ 春の大潮の頃、磯部で遊ぶこと |
一夜官女(いちやかんじょ) | 類: ■ 二月二十日、住吉神社の奇祭 |
芋植う(いもうう) | 類:種芋 ■ 里芋や八つ頭の種芋を植えること |
遠足(えんそく) | 類:遠足子 ■ 主に学校で、野山や海へ一日の行楽をすること |
屋根替(やねがえ) | 類:葺替 屋根葺く 屋根繕う ■ 風雪で傷んだ屋根を修繕したり、葺替えたりすること |
嫁菜摘む(よめなつむ) | 類:嫁菜飯 ■ 飯や浸しものなどにする嫁菜を摘むこと |
河豚供養(ふぐくよう) | 類: ■ 三月下旬、豚供養の放生会の行事 |
花衣(はなごろも) | 類:桜襲 花の袖 ■ 花見に着る晴着 |
花見(はなみ) | 類:桜狩 観桜 花見弁当 花見茶屋 ■ 桜の花を愛でること |
花御堂(はなみどう) | 類:高花 天道花 花の塔 ■ 花で屋根を葺いた仏生会の御堂 |
花菜漬(はななづけ) | 類: ■ 菜の花の漬物 |
花守(はなもり) | 類:花の主 桜守 ■ 花時に、桜の名所の番をする人や園丁のこと |
花人(はなびと) | 類:花見人 桜人 ■ 花見をする人 |
花疲れ(はなづかれ) | 類:花見疲れ ■ |
花粉症(かふんしょう) | 類:杉花粉症 花粉マスク ■ 杉などの花粉によるアレルギー症状 |
花筵(はなむしろ) | 類:花見茣蓙 花の幕 ■ 花見のために敷いた筵 |
花篝(はなかがり) | 類:花雪洞 ■ 花の名所などで夜焚く篝火 |
海女(あま) | 類:海女の笛 磯嘆き 磯笛 海人 ■ 潜水し、貝類、海藻類を採る女 |
絵踏(えぶみ) | 類:踏絵 ■ マリア像やキリスト十字架を刻んだ木版を踏ませる |
開帳(かいちょう) | 類:出開帳 居開帳 ■ 寺院で厨子を開き、秘仏を拝ませること |
垣手入れ(かきていれ) | 類:垣繕う ■ 雪や寒風で傷んだ垣根を修理すること |
干鱈(ひだら) | 類:鱈干す 乾鱈 棒鱈 芋棒 ■ 塩づけして干した鱈 |
干鰈(ほしがれい) | 類:鰈干す 蒸鰈 でびら ■ 鰈の干したもの |
甘茶(あまちゃ) | 類:甘茶仏 甘茶寺 ■ 木甘茶の葉と甘草の根を煎じたもの |
観潮(かんちょう) | 類:渦潮 観潮船 ■ 彼岸の頃の大潮の大渦を観ること |
雁風呂(がんぶろ) | 類:雁供養 ■ 雁供養の心で風呂に入るという伝説による季 |
祇王忌(ぎおうき) | 類: ■ 旧暦二月十四日 |
義士祭(ぎしまつり) | 類: ■ 東京高輪の泉岳寺で四月一日から行われる |
虚子忌(きょしき) | 類:椿寿忌 ■ 四月八日 |
曲水(きょくすい) | 類:曲水の宴 盃流し ■ 平安貴族の宴に行った遊び |
桑解く(くわとく) | 類:桑 ■ 風雪害の為に括っておいた桑の枝をほどくこと |
桑摘(くわつみ) | 類:桑籠 ■ 桑の葉を摘み蚕に与えること |
畦塗(あぜぬり) | 類:塗畦 ■ 田の水漏れを防ぐため、畦を塗り固めること |
鶏合(とりあわせ) | 類:闘鶏 賭鶏 勝鶏 負鶏 ■ 三月三日、宮中で行われた闘鶏 |
御影供(みえいく) | 類: ■ 四月二十一日、真言宗開祖、弘法大師の忌日法会 |
御忌(ぎょき) | 類: ■ 四月二十五日、法然上人の忌日法会 |
御身拭(おみぬぐい) | 類: ■ 京都嵯峨の清涼寺釈迦堂で行う儀式 |
光悦忌(こうえつき) | 類: ■ 旧暦二月三日 |
耕(たがえし) | 類:春耕 耕人 たがやし 春田打 ■ 冬の間に固くなった田畑の土をうち返すこと |
根分(ねわけ) | 類:菊根分 萩根分 菖蒲根分 ■ 多年草の草花の新芽をつけて株分けすること |
菜飯(なめし) | 類:菜飯茶屋 ■ 葉を細かくきざみ、混ぜ合わせた飯 |
桜祭(さくらまつり) | 類: ■ 京都の平野神社、大分の宇佐神宮中祭などが有名 |
桜漬(さくらづけ) | 類:花漬 桜湯 ■ 桜の花の塩漬。熱湯を注ぐと香気が立ち、花が開く |
桜餅(さくらもち) | 類: ■ しん粉の薄皮で餡をくるみ、塩付の桜葉で包んだ菓子 |
三鬼忌(さんきき) | 類: ■ 四月一日 |
山焼(やまやき) | 類:奈良の山焼 お山焼 山火 ■ 山の下草を焼くこと |
蚕飼(こがい) | 類:養蚕 飼屋 蚕屋 ■ 絹糸をとるために蚕を飼うこと |
四月馬鹿(しがつばか) | 類:エイプリル・フール 万愚節 ■ 四月一日、エイプリル・フールのこと |
試験(しけん) | 類:入学試験 卒業試験 合格 落第 ■ 春、入学、進級、就職などのために行われる |
汐干狩(しおひがり) | 類:汐干貝 汐干籠 浅蜊堀 貝拾い ■ 汐の引いた干潟で浅蜊や蛤を掘る春の行楽 |
実朝忌(さねともき) | 類: ■ 旧暦一月二十七日 |
芝焼(しばやき) | 類:草焼く 芝火 ■ 土手や庭先の芝や枯草を焼くこと |
謝肉祭(しゃにくさい) | 類:カーニバル ■ カトリック教国で四旬祭の前に行う祭 |
若布刈(わかめがり) | 類:若布干す 若布売 若布刈舟 ■ 竹の先に鎌をつけた竿で若布を刈り取ること |
種蒔(たねまき) | 類:種降し 籾蒔く 花種蒔く ■ 苗代に籾をまくこと。野菜や草花の種もいう |
種浸し(たねひたし) | 類:籾浸ける 種井 種案山子 種俵 ■ 発芽を促すために、俵やかますにいれて水に浸すこと |
種選(たねえらび) | 類:籾選 種選たねえり ■ 種や籾や豆を塩水に浸し、丈夫な種を選ぶこと |
受験(じゅけん) | 類:受験子 受験生 受験宿 ■ 入学や就職などの試験を受ける |
十三詣(じゅうさんまいり) | 類:知恵貰い 知恵詣 ■ 四月十三日、京都嵐山の法輪寺に十三歳の男女が詣でる |
春コート(はるこーと) | 類:春外套 ■ 春に着る軽いコート |
春ショール(はるしょーる) | 類:春のスカーフ ■ 防寒用ではなく、軽く、淡い色調の春のおしゃれ |
春セーター(はるせーたー) | 類: ■ |
春の園(はるのその) | 類:春苑 春の庭 ■ 草が萌え、花が咲き、鳥が鳴いているような庭や公園 |
春の家(はるのいえ) | 類:春館 ■ のどかな春らしいしつらえの家 |
春の航(はるのこう) | 類:春航 ■ 春の海を船でゆくこと |
春の風邪(はるのかぜ) | 類: ■ 命にかかわる風邪ではないが、何となく艶っぽい |
春の夢(はるのゆめ) | 類: ■ 春眠にみる夢 |
春の炉(はるのろ) | 類:春ストーブ 春暖炉 ■ 春になっても使っている炉 |
春袷(はるあわせ) | 類: ■ 春に着る軽やかな袷の着物 |
春雨傘(はるさめがさ) | 類: ■ 春の雨にさす傘 |
春火鉢(はるひばち) | 類:春火桶 ■ 春になっても置かれている火鉢や火桶 |
春休み(はるやすみ) | 類: ■ 学年末から新学期までの休み。 |
春興(しゅんこう) | 類:春愉し 春意 春情 ■ のどかな春を楽しむこと。また、その心 |
春祭(はるまつり) | 類: ■ 作物の豊穣を祈り、春に行われる祭の総称 |
春芝居(はるしばい) | 類:弥生狂言 三月狂言 三の替 ■ 春らしい演し物の芝居 |
春社(しゅんしゃ) | 類:社日 治聾酒 ■ 春分に最も近い戊の日で、春の社日を春社という |
春愁(しゅんしゅう) | 類:春愁い 春怨 ■ 春の何んとはなしにもの憂い感じ |
春障子(はるしょうじ) | 類: ■ 春の日差しを受けた明るい白障子 |
春場所(はるばしょ) | 類:三月場所 大阪場所 浪花場所 ■ 三月大阪で行われる大相撲本場所 |
春燈(しゅんとう) | 類:春灯 春の灯 春の燭 ■ はんなりとした春の灯火 |
春闘(しゅんとう) | 類: ■ 賃上げなどを求める労働組合の闘争 |
春日祭(かすがまつり) | 類:申祭 ■ 春日大社の大祭 |
春日傘(はるひがさ) | 類: ■ 晩春の日ざしにさす日傘 |
春服(しゅんぷく) | 類:春の服 春装 ■ 軽く明るい雰囲気の春の衣類 |
春帽子(はるぼうし) | 類: ■ 春寒の頃、また、春日の強い頃かぶる帽子 |
春眠(しゅんみん) | 類: ■ 寝心地の良い春の眠り |
春卵(はるたまご) | 類: ■ 一年中ある玉子だが、特に生命感の張る春の玉子 |
春炬燵(はるこたつ) | 類: ■ 春になっても使っている炬燵 |
初午(はつうま) | 類:一の午 二の午 三の午 初午詣 ■ 二月初午の日 |
小町忌(こまちき) | 類:小野小町忌 ■ 旧暦三月十八日 |
鐘供養(かねくよう) | 類: ■ 晩春に寺々でする梵鐘供養 |
植木市(うえきいち) | 類:苗箱 苗札 苗木植う 苗木市 ■ 彼岸の頃は木の移植にいいので市がたつ |
新社員(しんしゃいん) | 類:新教師 ■ 入社したての社員 |
針供養(はりくよう) | 類:針納め 針祀る 針祭 ■ 二月八日。古い針を供養して納め、裁縫の上達を願う |
人丸忌(ひとまるき) | 類:人麿忌 ■ 旧暦三月十八日 |
壬生念仏(みぶねんぶつ) | 類:壬生狂言 壬生祭 壬生の鉦 ■ 京都壬生寺で行われる大念仏会 |
酢茎(すぐき) | 類:酢茎売 ■ 独特の酸味のある酢茎菜の漬物 |
水口祭り(みなくちまつり) | 類:苗代祭 田祭 ■ 田の神、水の神、さんぱい様を祀ること |
雛(ひな) | 類:ひひな 雛人形 内裏雛 貝雛 ■ 雛壇にかざる人形 |
雛あられ(ひなあられ) | 類:雛菓子 ■ 雛壇に供える美しい色のあられ |
雛祭(ひなまつり) | 類:雛の客 雛の宿 雛の間 雛遊 ■ 三月三日、桃の節句祭り |
雛市(ひないち) | 類:雛店 ■ 雛祭の雛や道具類を売る市 |
雛納(ひなおさめ) | 類: ■ 雛祭の後、雛や道具類をしまうこと |
雛流し(ひなながし) | 類:流し雛 雛送り 捨雛 ■ けがれを祓うため三月三日の夕、川へ流す行事 |
聖霊会(しょうりょうえ) | 類:太子会 太子忌 貝の華 ■ 大阪四天王寺の聖徳太子の忌日法会 |
西行忌(さいぎょうき) | 類: ■ 旧暦二月十五日 |
青き踏む(あおきふむ) | 類:踏青 ■ 春の野遊び、そぞろ歩きの意。 |
青饅(あおぬた) | 類: ■ 青い菜や葱などをゆでて、酢味噌で和えた料理 |
石鹸玉(しゃぼんだま) | 類: ■ 石鹸液をストローの先につけて吹く春の戸外の遊び |
雪囲解く(ゆきがこいとく) | 類:雪除取る 雪吊解く 霜除解く ■ 風雪から家や庭木を守った囲いを春になって外すこと |
雪割(ゆきわり) | 類:雪切 ■ 踏み固められ、凍りついた雪を割ったり切ったりして捨てること |
先帝祭(せんていさい) | 類:先帝会 ■ 下関赤間宮で行う安徳天皇の忌日法会 |
浅蜊汁(あさりじる) | 類:浅蜊売 浅蜊船 浅蜊飯 ■ 浅蜊のはいったお汁 |
挿木(さしき) | 類:接木 取木 ■ 切った細枝を土や砂に挿して根付かせること |
草餅(くさもち) | 類:蓬餅 草の餅 ■ 蓬の葉をいれて作った餅 |
霜くすべ(しもくすべ) | 類:春霜 別れ霜 ■ 霜防止の為に桑畑で、もみがらなどを燃やすこと |
卒業(そつぎょう) | 類:卒業子 卒業生 卒業式 卒園 ■ 学校を卒業すること |
其角忌(きかくき) | 類: ■ 旧暦二月二十九日 |
多喜二忌(たきじき) | 類: ■ 二月二十日 |
啄木忌(たくぼくき) | 類: ■ 四月十三日 |
凧(たこ) | 類:凧揚 紙鳶 いか はた 絵凧 ■ 種類が多く、各地に行事がある。春の遊び |
茶摘(ちゃつみ) | 類:一番茶 二番茶 茶摘時 茶摘歌 ■ 八十八夜から摘み始め一番茶、二番茶と順次摘む |
朝寝(あさね) | 類:大朝寝 ■ 気持ちよい春の朝ゆえの寝坊 |
椿餅(つばきもち) | 類: ■ 椿の葉ではさんだ餅菓子 |
釣釜(つりがま) | 類: ■ 三月になると天井から下げた自在に釣る茶の湯の釜 |
摘草(つみくさ) | 類:草摘む ■ 野に出て、食用になる柔らかな草を摘むこと |
田楽(でんがく) | 類:木の芽田楽 田楽焼 ■ 豆腐を竹串にさし、味噌をつけて焼いたもの |
田打(たうち) | 類:田打女 ■ 田植の前に鋤で田を打ち返すこと |
田螺和(たにしあえ) | 類:田螺掻 ■ 田螺を茹でて和えたもの |
杜氏帰る(とうじかえる) | 類: ■ 酒の仕込みを終え、三月頃杜氏が里に帰ること |
都踊(みやこおどり) | 類:都をどり ■ 京都の歌舞練場で祇園芸妓の出演する春の踊り |
土筆摘む(つくしつむ) | 類:土筆和 ■ 佃煮など作るために、土筆を摘むこと |
東踊(あずまおどり) | 類: ■ 四月一日から、東京新橋の芸妓が演舞場で演ずる踊り |
桃の節句(もものせっく) | 類:桃の日 雛の節句 ■ 三月三日、女の子の節句 |
闘犬(とうけん) | 類: ■ 犬と犬を戦わせる競技 |
二月礼者(にがつれいじゃ) | 類:礼者 ■ 二月一日、年始回り出来なかった者が、回札に廻る |
二日灸(ふつかきゅう) | 類:二日やとい ■ 旧暦二月二日に据える灸。 |
日迎(ひむかえ) | 類:日送り ■ 彼岸の中日に日の影を追って歩く古い風習 |
入学(にゅうがく) | 類:入学子 新入生 一年生 入園児 ■ 小学校から大学まで、四月に入学式が行われる |
納税期(のうぜいき) | 類:申告期 ■ 税務署に納税申告をする期間 |
農具市(のうぐいち) | 類: ■ 農業に必要な種、植木、農具などの市 |
梅見(うめみ) | 類:観梅 梅園 ■ 梅を観賞する事 |
白子干(しらすぼし) | 類:白子干す 白子 ちりめん 畳鰯 ■ 鰯などの稚魚を煮て干す |
白酒(しろざけ) | 類:雛の酒 桃の酒 ■ 蒸した餅米と味醂で作った甘い酒、雛壇に供える |
麦踏(むぎふみ) | 類:青麦 ■ まだ寒い頃、根を強くするために踏んでおさえること |
畑焼(はたやき) | 類:焼畑つくる 畦焼く 畦火 ■ 害虫を焼き殺すために、畑を焼くこと |
畑打(はたうち) | 類:畑打つ ■ 種をまく前に畑を打ち返すこと |
彼岸会(ひがんえ) | 類:彼岸参 彼岸寺 彼岸講 ■ 春の彼岸に寺で先祖の供養をすること |
菱餅(ひしもち) | 類: ■ 白、緑、紅の三色の菱形の餅 |
苗床(なえどこ) | 類:種床 ■ 野菜や果物、植木などの苗を育てる仮床 |
苗代(なわしろ) | 類:苗田 苗代田 ■ 稲の苗を育てる田 |
不器男忌(ふきおき) | 類: ■ 二月二十四日 |
風車(かざぐる) | 類:風車売 ■ セルロイドや紙で作った玩具 |
風船(ふうせん) | 類:風船売 紙風船 ゴム風船 ■ 暖かになると子供らは都外に出て風船などで遊ぶ |
蕗味噌(ふきみそ) | 類:蕗の薹 ■ 蕗の薹をまぜこんだ味噌の料理 |
復活祭(ふっかつさい) | 類:イースター 染卵 ■ キリストが死語三日目に甦った事を記念する祭日 |
仏生会(ぶっしょうえ) | 類:灌仏会 花祭 誕生仏 浴仏 ■ 四月八日、釈迦の降誕を祝う法会 |
物種(ものだね) | 類:種物 花種 種売 種袋 種物屋 ■ 春蒔の穀物や草花の種 |
遍路(へんろ) | 類:遍路宿 遍路道 ■ 春になって四国の札所八十八カ所を巡礼すること |
蓬摘む(よもぎつむ) | 類:蓬 ■ 香気ある新しい葉を摘み、草餅、もぐさを作ったりする |
北窓開く(きたまどひらく) | 類:北開く ■ 冬の間、締めきっていた北側の窓を、春に開けること |
牧開き(まきびらき) | 類:厩出し まや出し ■ 閉めてあった牧場を開き、早春に牛馬を放牧すること |
味噌豆煮る(みそまめにる) | 類:味噌玉 ■ 味噌を作るためにまめを煮てつぶし、玉にして軒に干す |
木の芽和(きのめあえ) | 類:木の芽煮 ■ 山椒の芽をすりつぶし、魚、野菜などと和えた料理 |
目刺(めざし) | 類:頬刺 ■ 鰯などを数匹連ねて、藁や竹串で通し、干したもの |
目張剥ぐ(めばりはぐ) | 類: ■ 隙間風や吹雪などを防ぐために貼っておいた目張りを剥ぐこと |
野焼(のやき) | 類:野火 土手焼く 焼野 ■ 早春、野の枯れ草を焼くこと |
野遊び(のあそび) | 類:山遊 野がけ ■ 春の野原で遊び、飲食などする風習 |
夕霧忌(ゆうぎりき) | 類: ■ 旧暦一月七日 |
利休忌(りきゅうき) | 類: ■ 旧暦二月二十八日 |
立子忌(たつこき) | 類: ■ 三月三日 |
猟名残(りょうなごり) | 類:猟期終る ■ 二月十五日、四ヶ月間の猟期が終わること |
良寛忌(りょうかんき) | 類: ■ 旧暦一月六日 |
令法飯(りょうぶめし) | 類:令法摘 令法茶 ■ 令法の芽を炊き込んだ飯 |
炉塞(ろふさぐ) | 類:炉の名残 暖炉塞ぐ ■ 冬の間使った炉を塞ぐこと |
浪花踊(なにわおどり) | 類: ■ 大阪花街の春の踊り |
蕨狩(わらびがり) | 類:蕨和 ■ 食べるために柔らかな蕨を摘むこと |
剪定(せんてい) | 類:剪枝 ■ 芽の出る前に果樹などの枝を刈り込むこと |
涅槃会(ねはんえ) | 類:涅槃像 涅槃図 涅槃寺 お涅槃 ■ 旧暦二月十五日。釈迦入滅の日、寺院で催しをする |
炬燵とる(こたつとる) | 類:炬燵の名残 炬燵塞ぐ ■ 春、置炬燵をしまい、掘炬燵も塞ぐこと |
蘆辺踊(あしべおどり) | 類: ■ 四月一日から、大阪南の芸妓が文楽座で演ずる踊り |
蜆汁(しじみじる) | 類:蜆掻 蜆掘 蜆船 蜆取 ■ 蜆の味噌汁 |
鶯合(うぐいすあわせ) | 類:鶯の啼合せ 鶯籠 ■ 飼鶯を持ち寄り、啼き声を競う競技 |
鶯餅(うぐいすもち) | 類: ■ 青黄粉をかけて鶯色にし、鶯の形に似せた餅 |
【動物】
お玉杓子(おたまじゃくし) | 類:蛙の子 数珠子 蛙生る ■ 蛙の子 |
ひよこ(ひよこ) | 類:春の雛 雛鳥 ■ 春生まれた鳥の子。特に鶏の子 |
虻(あぶ) | 類:花虻 牛虻 ■ うなりながら勢いよく飛び、人馬を刺して血を吸う |
磯巾着(いそぎんちゃく) | 類: ■ 磯の割れ目などにくっついている腔腸動物 |
引鴨(ひきがも) | 類:鴨引く 鴨帰る 帰る鴨 行く鴨 ■ 暖かくなって北へ帰る鴨 |
引鶴(ひきづる) | 類:鶴引く 鶴帰る 帰る鶴 ■ 暖かくなって北へ帰る鶴 |
烏貝(からすがい) | 類: ■ 池沼などの泥に潜っている二枚貝が殻が黒い |
雲雀(ひばり) | 類:初雲雀 揚雲雀 雲雀籠 雲雀笛 ■ 春の高空に垂直に舞い上がり、朗らかに囀る |
栄螺(さざえ) | 類:つぶ 栄螺の壺焼 焼栄螺 ■ 海底の岩場にいる棘のある巻貝 |
燕(つばめ) | 類:つばくろ 燕来る 初燕 乙鳥 ■ 春南から来て、秋に帰る |
燕の巣(つばめのす) | 類:巣燕 ■ 人家の軒先や梁に作る |
花烏賊(はないか) | 類:桜烏賊 ■ 花時、産卵のため群れて岸に来る烏賊 |
海胆(うに) | 類:海栗 粒雲丹 海胆の棘 ■ 棘皮動物で棘が多く栗の毬のよう形から海栗の名 |
海猫渡る(ごめわたる) | 類: ■ 春に海猫が渡ってくること |
蛙(かえる) | 類:初蛙 昼蛙 夕蛙 遠蛙 ■ 冬眠から覚め、地上に出ると鳴き始める |
眼張(めばる) | 類: ■ 磯魚、目玉が大きく煮つけにすると美味 |
寄居虫(ごうな) | 類:ごうな売 宿借 ■ 空の巻貝に棲み、成長すると他の殻に棲み替える |
帰雁(きがん) | 類:雁帰る 行く雁 名残の雁 春の雁 ■ 北へ帰る雁 |
亀鳴く(かめなく) | 類: ■ 亀は鳴かないが、うらうらした春の日を表現する言葉 |
蟻穴を出ず(ありあなをいず) | 類: ■ 春になって穴から蟻がでてくること |
牛蛙(うしがえる) | 類: ■ 大きな蛙で牛がうなるように鳴く。食用にもなる |
魚島(うおじま) | 類:魚島時 ■ 鯛などの群が産卵のため集まっている場所。また時期 |
熊穴を出ず(くまあなをいず) | 類:熊穴を出る 出熊猟 ■ 雪解のころ、冬眠から覚めた熊が穴から出てくること |
蛍烏賊(ほたるいか) | 類:まついか ■ 5センチ位の小さな烏賊、体が発光する |
公魚(わかさぎ) | 類:あまさぎ 公魚釣 ■ 結氷した湖では氷に穴をあけて釣る |
桜貝(さくらがい) | 類:花貝 紅貝 ■ 桜色の透きとおった殻をもつ二枚貝 |
桜鯛(さくらだい) | 類:花見鯛 ■ 花時に、産卵のため内海に群をなして来る |
蚕(かいこ) | 類:蚕(こ) 春蚕 ■ 単に蚕と言えば春蚕 |
残る鴨(のこるかも) | 類:春の鴨 ■ 北国に帰らず、残っている鴨 |
子綬鶏(こじゅけい) | 類: ■ 雑木林などに群生し「ちょことこい」などどと聞こえる |
蛇穴を出ず(へびあなをいず) | 類: ■ 冬眠していた蛇が穴から出てくること |
若鮎(わかあゆ) | 類:小鮎 鮎の子 稚鮎 鮎汲 上り鮎 ■ 春先、川をさかのぼってくるのが小鮎 |
種付け(たねつけ) | 類:種馬 種牛 種豚 種かけ ■ 交尾期の家畜に種つけをすること |
獣交る(けものさかる) | 類:犬交る 獣つるむ ■ 家畜や獣の交尾期 |
春の蚊(はるのか) | 類:初蚊 春蚊 ■ 春に出る蚊 |
春の鹿(はるのしか) | 類:孕鹿 ■ 鹿は秋に交尾し初夏に子を産むので、春に孕んでいる |
春の猫(はるのねこ) | 類: ■ 日だまりで寝そべっているような春らしい雰囲気の猫 |
春の鮒(はるのふな) | 類:初鮒 乗込鮒 春鮒釣 ■ 水がぬるみ活動を始めて鮒 |
春蝉(はるぜみ) | 類:春の蝉 松蝉 ■ 春に鳴く蝉 |
春鴉(はるがらす) | 類:春の鴉 ■ 不吉な感じの鴉さえ、春らしい景となる |
初蝶(はつちょう) | 類:蝶生る 初蝶来 ■ その年に初めて見る蝶 |
諸子(もろこ) | 類:初諸子 柳諸子 ■ 柳の葉に似た淡水魚 |
雀の子(すずめのこ) | 類:子雀 雀の雛 親雀 ■ 十日ほどで孵化し、二週間ほどで巣立つ |
浅蜊(あさり) | 類: ■ 大きさ2、3センチの二枚貝 |
巣立鳥(すだちどり) | 類:巣立 親鳥 ■ 雛鳥が巣から飛び立つこと |
蝶(ちょう) | 類:蝶々 紋白蝶 胡蝶 ■ 蝶は四季見られるが、単に蝶といえば春 |
鳥の巣(とりのす) | 類:巣籠 雀の巣 鴉の巣 孕鳥 ■ 樹の上、藪、畑、人家などに巣を作り雛を育てる |
鳥雲に入る(とりくもにいる) | 類:鳥雲に ■ 帰る鳥が雲間に消えて見えなくなること |
鳥帰る(とりかえる) | 類:帰る鳥 鳥引く 引鳥 白鳥帰る ■ 渡り鳥が、春、北方へ帰ること |
鳥交る(とりさかる) | 類:鳥つるむ 鶴交る 鳥の恋 ■ 雄が囀ったり、特異な姿態をしたりする鳥の交尾 |
田螺(たにし) | 類:田螺の道 田螺取 田螺鳴く ■ 水田や小川に潜む小型の巻貝 |
猫の子(ねこのこ) | 類:子猫 親猫 孕猫 ■ |
猫の恋(ねこのこい) | 類:恋猫 浮かれ猫 猫の彼 通う猫 ■ 早春、猫のさかること |
馬刀(まて) | 類:馬刀貝 馬刀突 馬刀掘 ■ 指くらいの細長い二枚貝。直立して砂の中に潜む |
白魚(しらうお) | 類:しらお しろお 白魚網 白魚舟 ■ 長さ6センチほどの、透明で眼が黒点のように鮮やか |
蛤(はまぐり) | 類:蛤汁 蛤吸 蛤つゆ 焼蛤 ■ 二枚貝。殻は平滑で模様がある |
飯蛸(いいだこ) | 類: ■ 頭が親指大の小型の蛸 |
百千鳥(ももちどり) | 類:春禽 春の鳥 ■ いろいろの小鳥が群がり囀ること |
蜂(はち) | 類:蜜蜂 足長蜂 熊蜂 蜂飼 すがる ■ いろいろな種類がいるが、すがるは似我蜂の古名 |
望潮(しおまねき) | 類:うしおねぎ ■ 蟹。雄は一方のはさみが大きい |
頬白(ほおじろ) | 類: ■ 頬に白い筋のある小鳥 |
鱒(ます) | 類:本鱒 虹鱒 桜鱒 姫鱒 鱒池 ■ 春、海から川口に集まるときが旬 |
落し角(おとしづの) | 類:鹿の角落つ 忘れ角 ■ 二月頃、鹿の角は根元から自然に落ちる |
囀り(さえずり) | 類:囀る ■ 春の繁殖期に小鳥がしきりに囀ること |
蜆(しじみ) | 類:真蜆 紫蜆 瀬田蜆 業平蜆 ■ 淡水または帰水産の小粒の二枚貝 |
蜷(にな) | 類:みな 海蜷 川蜷 蜷の道 ■ 海と淡水の両方にいる2、3センチの巻貝 |
蠅生る(はえうまる) | 類:春の蠅 蠅の子 ■ 春に生まれる蠅 |
雉(きじ) | 類:雉子 きぎす ■ 日本固有の鳥、春は妻恋いにホロンと鳴くので春季 |
鰊(にしん) | 類:春告魚 鰊群来 鰊曇 鰊漁 鰊干 ■ 群をなして来る。鰊がとれるころの曇天が鰊雲 |
鶯(うぐいす) | 類:鶯の初音 鶯の谷渡り ■ ホーホケキョと鳴く、初音はその年に初めてきく鶯の声 |
【植物】
アスパラガス(あすぱらがす) | 類:アスパラ 松葉独活 西洋独活 ■ 若い緑色または白の細長い茎を食用にする |
アネモネ(あねもね) | 類:紅花翁草 はないちげ ■ 芥子の花に似てしろ、淡紅、濃紅、紫などの五弁花 |
いぬふぐり(いぬふぐり) | 類:おおいぬふぐり ■ 早春、地面に群がり咲く瑠璃色のこまかい花 |
エリカ(エリカ) | 類:ヒース ■ 低木で淡いぼおっとした紫色の細かい花が咲く |
オキザリス(おきざりす) | 類: ■ 酢漿草に似た栽培種で酢漿草より大きな五弁花 |
オレンジ(おれんじ) | 類:ネーブル 臍蜜柑 オレンヂ ■ 外国産の柑橘類 |
ぎしぎし(ぎしぎし) | 類: ■ 葉はすかんぽ似ている。新芽は山菜として食べる |
クレソン(くれそん) | 類:洋芹 和蘭芥子 ■ 水辺に帰化して生え、葉や茎に辛味と香がある |
クローバー(クローバー) | 類:白詰草 赤詰草 ■ 葉は三葉、時に四つ葉のクローバーは幸運のしるし |
クロッカス(くろっかす) | 類:春咲サフラン ■ 球根で、黄、紫、白色など香の良い花 |
こごみ(こごみ) | 類:草蘇鉄 ■ くろっと巻いた新芽を食用にする |
サイネリア(さいねりあ) | 類:シネラリア ■ 紅、藍、紫、白などの頭状花。花束のように群がる |
スイートピー(すいーとぴー) | 類: ■ 豌豆に似た白、淡紅、紅紫などの蝶形花 |
すかんぽ(すかんぽ) | 類:酸葉 すいすい ■ 茎や葉に酸味があり、皮をむいて食べる |
チューリップ(ちゅーりっぷ) | 類:鬱金香 ■ 春の花壇を代表する花 |
パンジー(ぱんじー) | 類:三色菫 ■ 紫・白・黄の三色を一花に持つ菫 |
ヒヤシンス(ひやしんす) | 類:風信子 ■ 百合状の小花が総状に群がり咲き香りがよい |
フリージア(ふりーじあ) | 類: ■ 小さな百合のような白や黄、紫の香り高い清楚な花 |
ミモザ(ミモザ) | 類:銀葉アカシア ■ アカシアの一種の常緑樹。枝に黄色い細かい花が咲く |
リラ(リラ) | 類:ライラック 紫丁香花 ■ 薄紫や白の花が総状に咲く |
レタス(れたす) | 類:玉ぢしゃ ■ はりはりと生で食べる野菜、サラダによい |
杏の花(あんずのはな) | 類:花杏 杏花村 杏子の花 ■ 梅に似た白、淡紅の五弁の花 |
郁子の花(むべのはな) | 類:うべの花 ■ 蔓性で常緑。通草の花に似て淡紫色の目立たない花 |
一人静(ひとりしずか) | 類: ■ 林の中などにひっそりとした白い花穂を立てる |
一輪草(いちりんそう) | 類:いちげそう 二輪草 ■ 四月頃、梅に似た白や淡紅紫色の花が一輪咲く |
烏の豌豆(からすのえんどう) | 類:雀の豌豆 ■ 豌豆に似た小形のマメ科の草。 |
延齢草(えんれいそう) | 類: ■ 湿った山地に自生。菱形の葉の間に暗紫色の花をつける |
翁草(おきなぐさ) | 類: ■ 日当たりの良い山野に自生するアメモネに似た花 |
黄水仙(きずいせん) | 類:喇叭水仙 ■ 三月頃、香の良い黄色の六弁花をつける |
黄梅(おうばい) | 類:迎春花 ■ 葉に先立って鮮黄色の六弁花がなだれたように咲く |
牡丹の芽(ぼたんのめ) | 類: ■ 早春、枝から赤い芽を出す |
下萌(したもえ) | 類:草萌 草青む 畦青む ■ 冬枯の地面から草の芽が萌え出すこと |
嫁菜(よめな) | 類:よめがはぎ ■ 一般にいわれる野菊 |
花(はな) | 類:花片 花盛 花の雲 花筏 花埃 ■ 俳句で花といえば桜の花 |
花吹雪(はなふぶき) | 類:散る桜 落花 飛花 花屑 花筏 ■ 桜の花びらが吹雪のように散ること |
花大根(はなだいこん) | 類:諸葛菜 ■ 紫色の花。大根の花に似ているが畑の大根の花ではない |
花粉(かふん) | 類: ■ 種子植物の雄しべのやくの中に出来る粉状の生殖細胞 |
芽(め) | 類:ものの芽 ■ 春の萌え出る芽の総称 |
海雲(もずく) | 類:水雲 海雲採 海雲売 海雲籠 ■ 酢の物にする海藻。 細くぬるぬるしている |
海苔(のり) | 類:岩海苔 海苔舟 海苔掻く 海苔干 ■ 食用の海藻 |
海髪(うご) | 類: ■ 細い髪状の紫褐色の海藻 |
海棠(かいどう) | 類: ■ 濃紅色の花が房状にたれ艶な華やかさがある |
芥菜(からしな) | 類:菜芥子 ■ 葉に細かい鋸歯があり、辛味が強い |
垣通(かきどおし) | 類: ■ 蔓姓多年草で、茎が地面を這い、垣根をくぐりぬける |
蒲公英(たんぽぽ) | 類:たんぽぽ 鼓草 ■ 花は白もあるが普通は黄色 |
蒲公英の綿(たんぽぽのわた) | 類: ■ 種子のついた綿毛 |
萱草の芽(かんぞうのめ) | 類: ■ 藪萱草の芽。ユリ科多年草で山野に自生する |
芹(せり) | 類:根白草 根芹 田芹 水芹 芹摘 ■ 春の七草の一つ。香が良く柔らかく根は白く長い |
金鳳花(きんぽうげ) | 類:馬の脚型 ■ 晩春、黄色のてらてらした五弁花が咲く |
金盞花(きんせんか) | 類: ■ 八重の菊に似て濃い橙黄色の花 |
銀杏の花(いちょうのはな) | 類:公孫樹の花 ■ 雄花は薄黄色、雌花は緑色で、いずれも目立たない |
熊谷草(くまがいそう) | 類: ■ 山野に野生する蘭の一種 |
桑(くわ) | 類:桑の芽 桑の花 山桑 桑畑 ■ 蚕の資料として栽培する。淡黄色の小花が穂状につく |
君子蘭(くんしらん) | 類: ■ 葉は剣状で厚く太く、太い茎から橙黄色の花が咲く |
茎立(くくたち) | 類:くきだち ■ 大根、蕪、菜っ葉類の花茎が高く抜きん出て薹の立つこと |
古草(ふるくさ) | 類:こまがえる草 ■ 萌え出た若草に混じって、まだ残っている枯草 |
狐の牡丹(きつねのぼたん) | 類: ■ 金鳳花より花はひとまわり小さく茎は若干太い野の草 |
胡葱(あさつき) | 類:浅葱 糸葱 分葱 ■ 葉は葱に似て細く、地中に鱗茎をつくる |
虎杖(いたどり) | 類: ■ 山野や田の畦に生え、若葉は紅褐色 |
五加木(うこぎ) | 類:五加 五加摘む 五加飯 むこぎ ■ 山菜独特の苦みがあるが香りのよい芽 |
紅梅(こうばい) | 類:薄紅梅 ■ 花が赤い梅 |
荒布(あらめ) | 類:荒布舟 荒布刈 黒布 ■ 若布より粗大な茶褐色の海藻。ヨードの原料や肥料にする |
座禅草(ざぜんそう) | 類: ■ 水芭蕉に似た大きな葉で湿地帯に生え、花は暗紫色 |
菜の花(なのはな) | 類:菜種の花 花菜 菜の花月夜 ■ 畑一面に黄色く咲く。切り花、食用にもする |
桜(さくら) | 類:桜山 楊貴妃桜 鬱金桜 ■ 日本の代表的な花 |
桜草(さくらそう) | 類:プリムラ ■ 茎の先に桜に似た薄紅の花をつける |
桜桃の花(おうとうのはな) | 類:桜ん坊の花 さくらんぼの花 ■ 花は桜に似ていて、白か薄紅色だが、桜よりは地味 |
桜蘂降る(さくらしべふる) | 類:桜蘂 ■ 桜の花が散った後、萼についていた蘂が降ること |
三月菜(さんがつな) | 類: ■ 春に出回る新鮮で柔らかな食用の菜の総称 |
三月蜜柑(さんがつみかん) | 類:春蜜柑 名残蜜柑 ■ 三月の名残の蜜柑 |
三宝柑(さんぽうかん) | 類:伊予柑 八朔柑 ■ 三、四月頃熟す甘い柑橘類 |
三葉芹(みつばぜり) | 類:みつば ■ 白く長い茎の先に葉が三枚つき、葉、茎とも香り高い |
三椏の花(みつまたのはな) | 類: ■ 枝は全て三叉に別れていて白黄色かオレンジ色な花 |
山葵(わさび) | 類:山葵沢 山葵田 山葵漬 ■ 山中や谷などの清流に自生し、栽培もされる |
山桜(やまさくら) | 類: ■ 山に多く咲く桜。花と葉が同時に出る桜の一種もさす |
山吹(やまぶき) | 類:八重山吹 濃山吹 白山吹 ■ 一重と八重とがあり、花は黄色であざやか。白もある |
山椒の芽(さんしょのめ) | 類:芽山椒 山椒の木の芽 ■ |
蚕豆の花(そらまめのはな) | 類: ■ 葉の脇に淡紫色に黒い目のような点の入った蝶形花 |
残花(ざんか) | 類:残る花 名残りの桜 ■ 咲き残っている桜 |
枝垂桜(しだれさくら) | 類:糸桜 紅枝垂 ■ 枝が垂れて咲く桜 |
紫雲英(げんげ) | 類:蓮華草 れんげ げんげん ■ 紫がかった紅色の花。咲いている様子は紅の絨毯のよう |
鹿尾菜(ひじき) | 類:ひじき刈 ひじき干す ■ 岩礁に付く海藻。煮物など総菜としてなじみ深い |
芝桜(しばざくら) | 類: ■ 白、淡紅、紫の桜に似た花 |
蛇苺の花(へびいちごのはな) | 類: ■ 黄色の五弁花、野原や道端に自生する |
若芝(わかしば) | 類:春の芝 芝青む 芝萌ゆる ■ 枯芝が芽を吹いて一面に薄緑になること |
若草(わかくさ) | 類:草若葉 青草 ■ 萌え出たばかりの若々しい草 |
若布(わかめ) | 類:和布 新若布 ■ 一年中ある海藻だが、春は新物でとくに柔らかい |
十二単(じゅうにひとえ) | 類: ■ 五月頃、淡紫色の小さい唇形の花を穂状につける |
春の草(はるのくさ) | 類:春草 芳草 草芳し ■ 萌え出ずる、いろいろな草のこと |
春の筍(はるのたけのこ) | 類:春筍 ■ 春にとれる筍。柔らかく、香がよい |
春の薊(はるのあざみ) | 類:鬼薊 山薊 野薊 ■ 葉の縁と茎に鋭い棘があり、花は紅紫色の大形の頭状花 |
春菊(しゅんぎく) | 類:菊菜 ■ 菊の葉に似た香の強い野菜。黄色に花が咲く |
春女苑(はるじょおん) | 類: ■ 白い淡紅のどこででも見掛ける花。蕾が下向き |
春大根(はるだいこん) | 類:三月大根 ■ 秋に種を蒔き、春に収穫する大根 |
春椎茸(はるしいたけ) | 類:春子 ■ 春にとれる椎茸。 |
春落葉(はるおちば) | 類: ■ 椎、樫、檜など、春に新葉と交代する常磐木の落葉 |
春蘭(しゅんらん) | 類:ほくり ほくろ ■ 山に生え、淡黄緑色の香のある小さな蘭の形の花が咲く |
初桜(はつざくら) | 類:初花 ■ その年に初めて咲いた桜 |
小紛団の花(こでまりのはな) | 類: ■ 白色で五弁の小花が小さい毬状に咲く |
松の芯(まつのしん) | 類:緑立つ 若松 松の緑 松の花 ■ 松の新芽。晩春、枝先につんと立つ |
菖蒲の芽(しょうぶのめ) | 類: ■ 花菖蒲の芽 |
辛夷(こぶし) | 類:花辛夷 ■ 高さ10メーター程に達する落葉高木 |
水菜(みずな) | 類:京菜 壬生菜 ■ 水菜は京菜、千筋菜ともいう |
水草生う(みぐさおう) | 類:水草 ■ 金魚藻 菱 河骨 などの水草が生えること |
水芭蕉(みずばしょう) | 類: ■ 雪解け後の沼や湿原に咲く |
雛菊(ひなぎく) | 類:デイジー ■ 花は白い一重の菊に似て芯が黄色く明るい |
杉の花(すぎのはな) | 類:杉花粉 ■ 雄花は米粒大で枝先に群がり、黄色の花粉を飛ばす |
杉菜(すぎな) | 類: ■ 杉のような形のトクサ科の多年草。土筆が終わると出る |
雀の鉄砲(すずめのてっぽう) | 類:雀の槍 雀の枕 ■ 稲のような葉で、短い茎の先に緑色や褐色の穂を出す |
雀隠れ(すずめがくれ) | 類: ■ 春になって萌え出た草が雀の隠れるほどに伸びたさま |
青麦(あおむぎ) | 類:麦青む ■ 青々と伸びた麦。穂が出るまでをいう |
石楠花(しゃくなげ) | 類: ■ 山中に多く、華やかな薄紅色や白の花 |
接骨木の花(にわとこのはな) | 類:たずの花 ■ 早春、枝の先に緑ががかった花が群がり咲く |
雪割草(ゆきわりそう) | 類:洲浜草 三角草 ■ 残雪の間を割って、小さな白や紫の花を咲かせる |
雪間草(ゆきまぐさ) | 類: ■ 雪が解けはじめたところに芽吹いている草 |
雪柳(ゆきやなぎ) | 類:小米花 小米桜 こめやなぎ ■ 米粒ほどの純白の五弁花が雪のように群がり咲く |
草の芽(くさのめ) | 類:名草の芽 ■ 芽吹く草花の芽 |
草木瓜(くさぼけ) | 類: ■ 木瓜に似た朱色の五弁花。丈が低く草に埋まって咲く |
大根の花(だいこんのはな) | 類:すずしろの花 ■ 種を採る為に畑に残した大根に十字形の花が開く |
遅桜(おそざくら) | 類: ■ 他の桜が咲き終わった頃、遅れて開く桜のこと |
竹の秋(たけのあき) | 類:竹秋 笹の秋 ■ 春、地中の筍を育てるため、古い葉が黄ばむ |
沈丁花(じんちょうげ) | 類:沈丁 丁字 ■ 小さい花が毬状に咲く。春花の中ではとりわけ香りが高い |
通草の花(あけびのはな) | 類:三葉通草 ■ 蔓性の落葉樹。細い花茎に目立たない三弁花がつく |
椿(つばき) | 類:白椿 紅椿 八重椿 藪椿 山椿 ■ 常緑樹で、赤や白のぽってりとした花をつける |
都忘れ(みやこわすれ) | 類: ■ 深山嫁菜の園芸種で野菊に似た紫色の花 |
土佐水木(とさみずき) | 類:日向水木 ■ 晩春、淡黄色の花を穂状に垂らしてけぶるように咲く |
土筆(つくし) | 類:つくづくし 土筆坊 土筆野 ■ 日当たりの良い畦や土手に生える杉菜の胞子茎 |
桃の花(もものはな) | 類:白桃 緋桃 ■ 晩春、葉に先立って咲く桃色の華やかな五弁花 |
藤(ふじ) | 類:山藤 白藤 藤波 藤棚 藤房 ■ 山野に自生し、薄紫や白の花が房状に垂れる |
豆の花(まめのはな) | 類:豆のつる ■ 豆類の花の総称。蝶形で色も美しく、かわいらしい |
独活(うど) | 類:山独活 もやし独活 芽独活 ■ 長い茎が白く柔らかい |
二人静(ふたりしずか) | 類: ■ 日本の花軸に白花を咲かせ、一人静より丈が高い |
韮(にら) | 類:かみら みら ■ 濃い緑の葉は柔らかく独特の臭みがある |
葱坊主(ねぎぼうず) | 類:葱の花 葱の擬宝 ■ 太い真直ぐな茎を伸ばし、白緑色の花が球状につく |
猫柳(ねこやなぎ) | 類:えのころ柳 ■ 水辺に自生する柳の一種 |
馬酔木の花(あしびのはな) | 類:あしび あせび 花馬酔木 ■ 鈴蘭のような壺形の白い花集まって垂れる |
梅(うめ) | 類:花の兄 野梅 ■ 梅といえば実ではなく花をさす |
白梅(はくばい) | 類: ■ 花が白い梅 |
白木蓮(はくれん) | 類: ■ 木蓮の一種で白い大きな蕾を立て大形の花を開く |
八重桜(やえざくら) | 類: ■ 花びらが八重で重たくぽってり咲く桜。花期が遅い |
彼岸桜(ひがんざくら) | 類: ■ 彼岸の頃、他に先がけて咲く桜 |
楓の花(かえでのはな) | 類:花楓 楓咲く ■ 暗紅色のさびしげな小花で目立たない |
蕗の薹(ふきのとう) | 類:蕗の芽 蕗の姑 ■ 早春、雪の間などに出る薄緑で球状の蕗の花芽 |
仏の座(ほとけのざ) | 類:賽蓋草 ■ 茎を抱くように出ている二枚の葉が仏像の座に似ている |
片栗の花(かたくりのはな) | 類:堅香子の花 ■ 二枚の葉の間に、姫百合に似た紅紫色の花をつける |
母子草(ははこぐさ) | 類:御行 ほうこぐさ ■ 春の七草の一つ。葉や茎に白い綿毛がある |
蓬(よもぎ) | 類:餅草 さしも草 蓬生 ■ 若葉は香りが高く摘んで草餅にする |
防風(ぼうふう) | 類:浜防風 はまにがな 防風掘る ■ 浜に自生する。葉や茎に香りがあり、刺身のつまにする |
盆梅(ぼんばい) | 類:鉢の梅 ■ 盆栽仕立の鉢植の梅 |
満天星の花(どうだんのはな) | 類:満天星躑躅 ■ 馬酔木に似た壺形の白い花をつける |
木の芽(この) | 類:芽立ち 芽吹く 木の芽雨 ■ 春になっていっせいに吹く木の芽 |
木瓜の花(ぼけのはな) | 類:緋木瓜 白木瓜 更紗木瓜 ■ 高さ1~2メーターの木で枝に棘がある |
木五倍子(きぶし) | 類:木付子 ■ 早春、淡黄色いかんざし状の花が穂状に垂れる |
木蓮(もくれん) | 類:紫木蓮 ■ 葉に先立ち、紫紅色の大きな六弁の花をつける |
木苺の花(きいちごのはな) | 類: ■ 山野に自生し、小さな白色五弁花 |
勿忘草(わすれなぐさ) | 類: ■ 水色や青紫色の小花で、花言葉は「私を忘れないで」 |
夜桜(よざくら) | 類:朝桜 夕桜 桜月夜 夜の桜 ■ 夜、桜を見ること。また、その桜 |
野蒜(のびる) | 類:山蒜 野蒜摘む ■ 葱に似た20センチほどの細葉で、辣韮に似た球根がある |
柳(やなぎ) | 類:枝垂柳 糸柳 青柳 門柳 泥柳 ■ 水辺に細い枝を垂れ、あたりを淡い緑にけぶらせる |
柳の芽(やなぎのめ) | 類: ■ 糸のように細く、風になびく風情は格別 |
踊子草(おどりこそう) | 類:踊草 踊花 ■ 山野に生え、葉は紫蘇に似る |
落椿(おちつばき) | 類: ■ 花のまま、ぽったりと地に落ちた椿 |
李の花(すもものはな) | 類:花李 ■ 早春に桃や梅、梨の花に似た白色、五弁の花が咲く |
梨の花(なしのはな) | 類:梨花 花梨 ■ 薄緑色の葉が出るとすぐに白い清楚な五弁の花が開く |
林檎の花(りんごのはな) | 類:花林檎 ■ 蕾は濃い紅色。開くと五弁の白い花 |
蕨(わらび) | 類:蕨手 早蕨 干蕨 鬼蕨 ■ まだほぐれない小さな握り拳のようなうちに採って食べる |
樒の花(しきみのはな) | 類:花しきみ こうしば はなのみ ■ 常緑の葉に香気があり、淡黄白色の小花をつける |
苺の花(いちごのはな) | 類:花苺 ■ おらんだ苺の花で白い小さな花 |
茗荷竹(みょうがだけ) | 類: ■ 竹のような形の茗荷の若芽 |
菫(すみれ) | 類:相撲取草 ■ ハート形の葉で、濃紫、淡紫、白などの可憐な花が咲く |
薔薇の芽(ばらのめ) | 類: ■ 紅みをおびた、柔らかい芽 |
薇(ぜんまい) | 類:干薇 ■ 渦巻型の白い産毛でおおわれた若葉をだす |
薺の花(なずなのはな) | 類:花薺 三味線草 ぺんぺん草 ■ 春の七草の一つ。白い四弁の小さい花が上へ上へ咲く |
蘆の角(あしのつの) | 類:蘆の芽 角組む蘆 蘆の錐 ■ 早春、水辺の泥土の中から出る青い蘆の芽 |
蝮草(まむしぐさ) | 類: ■ 紫緑色のほうをつけ、茎に蝮のような斑紋がある |
豌豆の花(えんどうのはな) | 類:花豌豆 ■ スイートピーに似た赤紫や白の蝶形花 |
躑躅(つつじ) | 類:山躑躅 霧島 ■ 庭園に栽培され、赤、白、桃色と種類が多い |
鶯菜(うぐいすな) | 類: ■ 小松菜は秋に蒔くが、春に蒔いたもの |
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