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和歌

『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉

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『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉 和歌
『桜と恋』の和歌15選|日本の美しい言葉
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11.大伴池主

桜花今ぞ盛りと人は言へど我は寂しも君としあらねば

桜の花が今盛りだと人は言うけれど、私はさみしく思います。
あなたが一緒にいないので。

 

12.大伴家持・万葉集

あしひきの 山桜花 一目だに 君とし見てば 我(あ)れ恋ひめやも

山に咲く桜の花を、ほんの一目でもあなたと一緒に眺められたなら、こんなにも花が恋しいとは思わないのに

 

13.与謝野晶子

清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢ふ人 みな美しき

 

14.小野小町

花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世(みよ)にふる ながめせしまに

桜の花の色がすっかり色あせてしまったのと同じように、私の容姿もすっかり衰えてしまった。桜に降る春の長雨を茫然と眺め、むなしく恋の思いにふけってしまった間に。

 

15.大伴家持・万葉集

鴬の 鳴き散らすらむ 春の花 いつしか君と 手折(たを)りかざさむ

ウグイスが鳴いては散らしている桜花を、いつかあなたと手折って髪飾りにしたい

 

桜にまつわる恋の歌を紹介しました。 春の情景や歌人の心情が伝わってくる素敵な歌ばかりですね。

 

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