『雅語』６０語一覧リスト《天象を表す言葉編》｜大和言葉・古語・古風な日本語 | ページ 2

天霧る（あまぎる）
雲や霧がかかって曇る様子。天が霧に包まれると、空がぼんやりと曇り、幻想的な風景が広がります。天霧る時の静けさは、心を落ち着けるひとときをもたらします。
弓張（ゆみはり）の月
三日月。三日月が弓のように曲がっている様子は、弓張の月と呼ばれます。夜空に浮かぶ弓張の月は、静かな夜に神秘的な光を放ちます。
彩雲（さいうん）
縁が美しくいろどられた雲。彩雲は、太陽の光が雲に反射して美しい色を見せる現象で、その鮮やかな色彩が空を彩ります。彩雲の光景は、一瞬の美しさを捉える貴重な瞬間です。
旗雲（はたぐも）
旗のようにたなびく雲。風に吹かれて旗のようにたなびく雲が、空に広がる光景は、壮大でダイナミックです。旗雲が広がる空は、自然の力を感じさせます。
日影（ひかげ）
日の光、日光、日ざし。日の光が地上に降り注ぎ、明るく照らす様子は、日影と呼ばれます。日影の中、自然の美しさを楽しむひとときは、心地よいです。
明星（あかぼし）
金星のこと。夜明け前、東の空に輝く金星は、明星として知られ、その明るい光が夜明けを告げます。明星の光は、新たな一日の始まりを感じさせます。
星合（ほしあい）
七夕。天の川を挟んで離れ離れの彦星と織姫が、一年に一度だけ会うことができる星合の日。星合の夜、夜空に願いを込める風習が広がります。
星影（ほしかげ）
星の光、星あかり。夜空に輝く星の光が、静かな夜を照らし出します。星影の中、静かな夜を過ごすのは、心を癒すひとときです。
暮雨の天（ぼうのてん）
夕暮れに降る雨。夕方、静かに降り続ける雨が、町や自然をしっとりと濡らします。暮雨の天は、静かな夕暮れを感じさせる情景です。
月夜烏（つきよがらす）
月夜に浮かれて鳴く烏。夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。月夜に鳴く烏は、夜の賑やかさを象徴し、楽しいひとときを感じさせます。
望月（もちづき）
満月のこと。満月の夜、月が空に大きく輝き、その光が夜を明るく照らします。望月の美しさは、古代から人々に愛されてきました。
朝日子（あさひこ）
朝日のこと。夜明けとともに昇る朝日は、新しい一日の始まりを告げ、その光が希望を感じさせます。朝日子の光は、心に新たな活力を与えます。
朝露（あさつゆ）
朝方におりた露。早朝、草木に宿る朝露が美しく輝きます。朝露の光景は、清々しい朝を感じさせます。
朧月夜（おぼろづくよ）
春の夜のかすんだ月。春の夜、霞がかかった月が朧月夜と呼ばれ、その柔らかな光が夜空を彩ります。朧月夜の風景は、幻想的で美しいです。
村雲（むらくも）
むらがり立つ雲。空に浮かぶむらがり立つ雲が、村雲と呼ばれ、その壮大な姿が自然の力を感じさせます。村雲が広がる空は、壮大で神秘的です。
横雲（よこぐも）
たなびく雲。横に広がる雲が空を覆い、その広がりが大きな空を感じさせます。横雲の光景は、広大な自然の美しさを感じさせます。
水無川（みなしがわ）
天の川。夜空に輝く天の川が、水無川と呼ばれ、その美しい光が夜空を彩ります。水無川の光景は、夜空の神秘を感じさせます。
白露（しらつゆ）
光って白く見える露。早朝、草木に宿る白露が美しく輝きます。白露の光景は、清々しい朝を感じさせます。
碧天（へきてん）
青い空。晴れ渡る青い空が、碧天と呼ばれ、その清らかな美しさが心を洗います。碧天の下で過ごすひとときは、心地よいです。
碧落（へきらく）
青い空、大空。広がる青空が、碧落と呼ばれ、その壮大な景色が心を広げます。碧落の下で見る景色は、心に感動を与えます。