36.【雨月(うげつ)】
名月が雨で見られないこと。
37.【月冴える(つきさえる)】
冴えきった寒さの中で鏡のように澄んだ月
38.【空の鏡】
月のこと
39.【月夜(つくよ)】
月の夜
40.【雪明り(ゆきあかり)】
降り積もった雪が放つほんのりとした明るさ。
41.【雪の果て】
雪が溶けて消えること
42.【花笑み】
人がほほえんでいるのを咲いた花に例えて言うことば
43.【千歳(ちとせ)】
千年、長い年月のこと
44.【五月闇】
五月雨(さみだれ)の降る頃の暗さのこと
45.【爽籟(そうらい)】
爽やかに吹き渡る秋風の音
46.【風花(かざはな)】
晴天にちらつく小雪片、純白の雪を花びらに例えたもの。
47.【帰り花(かえりばな)】
初冬の小春日和(こはるびより)に咲く季節はずれの花。
48.【花衣(はなごろも)】
桜の花が人に散りかかるのを衣に見立てたことば
花色の衣装を着た美しい女性
49.【春告げ鳥】
うぐいす
50.【空蝉(うつせみ)】
この世の人、生きている人間のこと
人間の生きているこの世、現世
51.【泡沫(うたかた)】
水面にできるあわのように、消えやすくはかないことのたとえ
52.【汀(みぎわ)】
水際、波うちぎわ
53.【花鳥】
花と鳥
鑑賞して風流を楽しんだり、詩歌・絵画などの題材にする時に使うことば
54.【袖の露】
袖を濡らす涙のこと
55.【朧(おぼろ)】
春の夜のぼうっと薄く霞んだ様子
56.【春霖(しゅんりん)】
春のしとしとと降る長雨。
57.【紅差し指(べにさしゆび)】
口紅をつけるのに用いた薬指のこと
58.【花明り(はなあかり)】
桜の花が満開で、夜でもそのあたりの闇がほのかに明るく感じられること。
59.【星月夜(ほしづきよ)】
星の光で、月夜のように明るい夜の様子
60.【星合(ほしあい)】
陰暦七月七日の夜、年に一度の牽牛と織女の二つの星の逢瀬。
61.【玉響(たまゆら)】
ほんの少しの間
62.【秋扇(あきおうぎ)】
秋になっても使われている扇、いつしか使われなくなった忘れられた扇
63.【仄見える(ほのみえる)】
かすかに見える、ほのかに見える。
64.【不知火】
夜間の海上にたくさんの光が点在し、ゆらめいて見える現象
65.【草紅葉(くさもみじ)】
秋に草の色が変わること、草の紅葉
66.【待宵(まつよい)】
訪ねて来るはずの恋人を待っている宵
名月を待ち焦がれる前日の夜
「宵」は夜のはじめころの意味
67.【風光る(かぜひかる)】
春の日差しの中を吹き渡る風
68.【春隣(はるどなり)】
春がすぐそこまで来ているということ、春の兆し
69.【遣らずの雨(やらずのあめ)】
訪れてきた人が帰るのを引き止めるような雨。
70.【あかつき】
夜の明ける頃
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