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古風で雅な中性的な名前120選|大和言葉と和歌に宿る美しき響き

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古風で雅な中性的な名前120選|大和言葉と和歌に宿る美しき響き 名前
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❺ 風雅・幽玄の世界を映す名前

― 奥深き日本文化の美意識が息づく名 ―

“もののあはれ”、“さび”、“幽玄”といった、日本独自の美意識を反映した語をもとにした名前を集めました。目には見えぬ情緒、言外の美を伝える、静かな力を持った名ばかりです。呼び名が、そのまま詩となるような佇まいを大切にしました。

 

  1. あわね(淡音/阿和音など)
    「淡い音」「幽かな響き」「やさしい気配」を想起させる名前。
  2. ゆふかげ
    夕暮れの淡い光と影。静かな時の流れを感じさせる名。
  3. けしき
    単なる風景ではなく、「心に映る景色」の意。
  4. しじま
    物音ひとつない静寂。深い内面世界を表現する名。
  5. そらね
    空に響く音、または空のように広くやさしい響き。
  6. みおつくし/みお
    水路を導く標。「道を示す」象徴的な古語。
  7. かげろう
    春の陽炎。現実と幻想のあわいに揺れる名。
  8. しぐれ
    晩秋から冬の移り雨。和歌にも詠まれる風情ある言葉。
  9. うつろい
    季節や心の変化を映す美しい言葉。
  10. ゆきわり
    雪を割って咲く草花の強さと儚さを兼ねた名。
  11. いさな
    万葉集などに見られる「鯨」の古語。海の悠久を想わせる。
  12. さやけし
    清らかで明るく、冴えた印象を与える古語。
  13. おもかげ
    面影。記憶や想い出に残る姿を表す詩的な名前。
  14. はかな
    “はかなき命”などに見る儚さ。幽玄美の象徴。
  15. よひら
    桜の別名。“夜一夜(よひとよ)”で散る花の儚さを込めて。
  16. ゆふぎり(夕霧)
    夕方に立ちこめる霧の美しさ。『源氏物語』の巻名にもなっており、情緒と奥ゆかしさに満ちた名前です。
  17. あやめ
    花菖蒲にも、文様にも通じる「文(あや)」の美しさ。
  18. かすみ
    春の霞。明確ではないが、確かに存在する柔らかい美。
  19. まほろば
    理想郷、または心の故郷。大和言葉の象徴。
  20. かがよひ
    輝き、または揺らめく光。神々しさを感じさせる響き。

 

❻ 天体や風景、自然現象に由来する名前

― 空と大地の広がりを名に映す ―

空、星、雲、雨……自然の大きな営みを映した言葉は、人の心に深く響きます。このカテゴリでは、風景や天体など、壮大な自然現象をモチーフとした名前を集めました。どこか幻想的で、性別にとらわれない伸びやかな名が揃います。

 

  1. ひかり
    あまねく照らす光。性別を問わず人気のある名。
  2. ほしの
    星のようにきらめく存在。夜空に輝く名。
  3. つゆか
    露と香りをあわせたような、みずみずしい印象。
  4. そらな
    空と名。大きく包み込むような優しさ。
  5. いなほ
    稲穂が実る秋の豊かさ。金色に波打つ大地を感じさせます。
  6. あさつゆ
    朝の草葉に光る露。新しい始まりの象徴。
  7. ながれ
    水や風の流れ。運命や時間の流れをも表します。
  8. きらら
    きらきらとした光や水面を思わせる名。
  9. ほのか
    仄かな明るさや香り。自然界の繊細さを宿します。
  10. よづき
    夜の月。静かで美しい情景を想起させる名。
  11. いざな
    「いざなう」=導く、誘うの語源。風や星の導きのような名。
  12. あましる
    “天を知る”とも、“天が知る”とも読める神秘的な語感。
  13. にじは
    虹の羽。光と水が織りなす幻想の名。
  14. あまのね
    天から降るような音。星や風のささやきにも似た響き。
  15. ほしぶね
    星が舟のように夜空を流れる様子を詠んだ名。
  16. そよぎ
    風にそよぐ葉のように、柔らかく繊細な動きの名。
  17. こがね
    夕日や稲穂の金色の輝き。穏やかな華やかさを宿します。
  18. つきなみ
    月と波。月光が水面に揺れる幻想的な情景を表す名。
  19. あまのはら
    「天の原」=天の広がり。古事記や和歌にも現れる宇宙的な名。
  20. くもい
    雲居。遠く離れた空、あるいは宮中の意。幽玄で高貴な印象。

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