畳語とは?/繰り返し言葉とは?
繰り返し言葉や畳語(じょうご)といわれている言葉のうち漢字を使った物を一覧で紹介します。畳語というのは、合成語の一種で、『同じ言葉を繰り返すこと』『同じ音を繰り返す言葉』をいいます。
同じ音や言葉を繰り返して使う言葉のことで、意味を強めたり、事や物の複数を示したり、動作などの反復・継続、擬声語や擬態語に多く用いられています。
ここでは、古くから使われてきた畳語をまとめて一覧表にし、五十音順に並べて見やすくしましたので、ぜひご活用ください。
漢字の畳語(じょうご)/ 繰り返し言葉 一覧
出典・参考:ゆらぎ茶屋
http://www.geocities.jp/namikita_yuragi/kotoba/jyougo_aiueo_right.htm
大抵の場合、同じ漢字を続けて使わずに『々』を使うのが一般的ですが、一覧には『々』を使わず漢字を繰り返した状態で掲載しています。
- あいあい【哀哀】
かなしいさま。いとおしいさま。あわれなさま。 - あいあい【藹藹】
草木の茂るさま。心のやわらいださま。 - あおあお【青青】
全体に色が青いさま。一面に青く見えるさま。 - あかあか【明明】
非常に明るいさま。 - あかあか【赤赤】
まっかなさま。 - あしあし【足足】
足並みの揃わないさま。 - あそそに【浅浅に】
あさあさ。うすうす。ほのかに。 - あつあつ【厚厚】
大変厚いさま。 - あつあつ【熱熱】
非常に熱いさま。特に男女の愛情の非常に深いさま。 - あてあて【充て充て、宛宛】
それぞれに割り当てること。分担。 - あてあてし【貴貴し】
非常に上品である。 - あらあら【粗粗】
おおよそ。ざっと。だいたい。 - あらあら【荒荒】
荒っぽく。無情にも。容赦なく。 - ありあり【在在・歴歴】
はっきりと。目に見えるように。 - あんあん【暗暗・闇闇】
くらいこと。あきらかでないこと。 - いい【唯唯】
承知の返事。はいはい。 自分の意見は述べず、他人の言うとおりになるさま。 - いい【易易】
たやすいさま。やすやす。 - いえいえ【家家】
家ごと。各戸。 - いかいかし【厳厳し】
大変いかめしい。大層荒々しく強い。 - いくいく【郁郁】
文物の盛んなさま。 - いちいち【一一】
ひとつびとつ。ひとりびとり。ひとりのこらず。みな。 - いないな【否否】
<いなを強めていう>いえいえ。いやいや。 - いやいや【否否】
否定の意を表すときの声。いえいえ。 - いやいや【嫌嫌・厭厭】
このまないこと。 - いやいや【弥弥】
いよいよ。ますます。 - いよいよ【愈愈】
その上さらに。ますます。確かに。しっかり。 - いらいら【棘棘・苛苛】
とげなどが皮膚に触れときの感じ。心が苛立つさま。じりじり。 - いろいろ【色色】
さまざまな色。さまざま。あれやこれや。 - いんいん【殷殷】
心配するさま。音の轟くさま。 - いんいん【陰陰】
覆い隠すさま。うす暗く、もの寂しいさま。 - いんいん【隠隠】
心配し悲しむさま。盛んなさま。轟き響くさま。かすかではっきりしないさま。 - うすうす【薄薄】
かすかに。ほのかに。はっきりとではないが。 - うちうち【内内】
家の内部。表立たないこと。ないない。秘密。 - うとうとし【疎疎し】
親しくない。よそよそしい。 - うねうね【畝畝】
高くなったり、低くなったりして、また、曲がりくねって続くさま。 - うべうべし【宣宣し】
もっともらしい。形式ばっている。 - うらうら【浦浦】
いたるところの浦。 - うんぬん【云云】
<以下の言葉を略す、途中で切るなどのときに使う>・・・しかじか。 - えいえい【営営】
忙しく往来するさま。忙しく働くさま。あくせく。 - えいえい【曳曳】
力を入れるときの掛け声。 - えいえい【永永】
長く続くさま。いつまでも。 - えいえい【英英】
雲の美しく明らかなさま。人物などのすぐれて立派なさま。 - えきえき【役役】
骨折るさま。力を使うさま。 - えきえき【繹繹】
連なるさま。続くさま。 - えだえだ【枝枝】
沢山の枝。兄弟。親族。 - えんえん【奄奄】
息の絶え絶えのさま。あえぐさま。 - えんえん【延延】
長く続くさま。 - えんえん【炎炎】
火勢の盛んなさま。 - えんえん【焔焔】
炎が少しあがるさま。 - おいおい【追追】
順序を追って。次第次第に。引き続いて。
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