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日本の『旧国名』68国一覧表と『五畿七道』

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日本の『旧国名』68国一覧表と『五畿七道』 伝統
日本の『旧国名』68国一覧表と『五畿七道』
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出典・参考: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

日本の旧国名を五畿七道に分けて一覧表で紹介します。

旧国名というのは、かつての律令制に基づいて設置されていた日本の地方行政区分のことで、令制国の通称のことです。 現在の都道府県がとは区分が異なりますが、それぞれを国と呼んでいました。

 

ここで紹介する旧国名は、六十八国といい、「陸前国」「羽前国」「蝦夷地(北海道)」「千島国」「琉球国」は含んでいません。

「国」の上位区分として「畿内」と「道」があり、蝦夷地(北海道)が加わるまでは「五畿七道」、それ以後は『五畿八道』と呼ばれています。

 

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五畿七道の一覧と覚え方

 

『五畿七道』と言うのは古代の律令制における地方行政区分のことで、全国を朝廷所在地周辺の畿内と七道に区分したものです。

畿内というのは、

    1. 大和国(奈良県の旧国名)
    2. 山城国(京都府の旧国名)
    3. 摂津国(大阪府の北西部と兵庫県の東部の旧国名)
    4. 河内国(大阪府南東部の旧国名)
    5. 和泉国(大阪府南部の旧国名)

の5国で五畿とされます。

また、他の諸国は、

  1. 東海道
  2. 東山道
  3. 山陽道
  4. 山陰道
  5. 北陸道
  6. 南海道
  7. 西海道

の7道に区分され,同名の幹線道路でつながっています。

 

五畿(畿内)の覚え方

語呂合わせで覚えてみましょう。

【語呂】
畿内は、山 と 山城 の 世界

大和(やまと)・山城(やましろ) の 摂津(せ)・河内(か)・和泉(い)

 

七道の覚え方

【語呂】
父さんは、トナカイサイインにいる。

北陸道(ほく) と 東山道(とうさん) は 東海道(と)・南海道(な)かい・西海道(さい)・山陰道(いん)・山陽道(よう)

七道について

 

東海道(とうかいどう)15カ国

伊賀国・伊勢国 ・志摩国 ・尾張国 ・三河国 ・遠江国 ・駿河国 ・甲斐国 ・伊豆国 ・相模国 ・安房国 ・上総国 ・下総国 ・常陸国 ・武蔵

 

東山道(とうさんどう)8カ国

東海・北陸両道の中間の近江国・美濃国 ・飛騨国・信濃国 ・武蔵国 ・上野国 ・下野国 の7国であったが,のちに陸奥・出羽を加え,771年武蔵をのぞいて8か国となる。

 

山陰道(さんいんどう)8カ国

丹波国・丹後国・但馬国・因幡国・ 伯耆国・出雲国・石見国・隠岐国の8か国からなる。
今は京都・兵庫・鳥取・島根の1府3県。

 

北陸道(ほくりくどう)7カ国

若狭(わかさ)・越(こし)の2国であったが,7世紀のころ越国が越前(えちぜん)・越中・越後に3分したので,若狭と佐渡を加えて5か国となった。のち越前から能登(のと)・加賀を分けて7か国となった。

 

南海道(なんかいどう)6カ国

紀伊・淡路国・阿波国・讃岐国・伊予国・土佐国の6国からなる。

 

西海道(さいかいどう)9カ国

筑前国・筑後国・豊前国・豊後国・肥前国・肥後国・日向国・大隅国・薩摩国の9国からなる。

 

山陽道(さんようどう)8カ国

播磨、美作、備前、備中、備後、安芸、周防、長門 の8国からなる。

 

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