雨にまつわる言葉には、しとしとと降る雨の情景や心情を表現する美しい表現がたくさんあります。今回は、そんな雨に関連する言葉を集めてみました。言語学習や創作のアイデアとして活用できる、おしゃれでかっこいい言葉の一覧をご紹介します。語彙力を高め、表現力を豊かにするための一助となれば幸いです。
『雨』にまつわる美しい言葉集
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出典・参考:Wikipedia・Weblio・コトバンク・goo辞書
青時雨【あおしぐれ】 青葉が茂る木々から滴り落ちる水滴を、まるで時雨のように見立てた言葉。《夏》
秋雨【あきさめ】 秋に降る雨。秋の季節の雨。《秋》
秋時雨【あきしぐれ】 秋の終わりに降る細かい雨。《秋》
秋入梅【あきついり】 秋の長雨。秋の梅雨のように降り続く雨。《秋》
秋雨前線【あきさめぜんせん】 9月中旬から10月中旬にかけて日本の南岸沿いに停滞する前線。長雨をもたらす。
朝雨【あさあめ】 朝に降り出す雨。
暖かい雨【あたたかいあめ】 大気中の水蒸気が多く、雲粒が合体して降る雨。→冷たい雨
雨間【あまあい】 雨が一時的にやんでいる間。
雨上り【あまあがり】 雨が降りやんだ状態。
雨脚【あまあし】
- 線状に降り注ぐ雨。
- 雨が通り過ぎる様子。
雨承け【あまうけ】 雨垂れを受ける設備、雨樋など。
雨覆い【あまおおい】
- 雨を防ぐために覆うもの。
- 建物や木口を雨から守る設備。
雨押え【あまおさえ】 壁や屋根といった場所に取り付ける、雨の浸入を防ぐ板。
雨落ち【あまおち】
- 雨垂れが落ちる場所。
- 歌舞伎劇場の舞台際の客席。
雨音【あまおと】 雨が物に当たって立てる音。
雨皮【あまがわ】
- 牛車や輿などの雨覆い。
- 桐油を塗った厚紙で作った雨具。
雨外套【あまがいとう】 防水加工のされた外套、レインコート。
雨蛙【あまがえる】 小型のカエル。湿度に敏感で、雨の前によく鳴く。
雨傘【あまがさ】 雨を防ぐための傘。
雨笠【あまがさ】 雨の日に頭にかぶる笠。
雨着【あまぎ】 衣服の上に着る雨を防ぐためのもの。
雨衣【あまぎぬ】 古くは白絹に油を塗った衣。衣服の上に羽織る。
雨霧【あまぎり】 小雨のような霧、または霧のような細かい小雨。
雨具【あまぐ】 雨天の外出時に使う雨を防ぐ物。傘や長靴など。
雨靴【あまぐつ】 雨の日に履くゴム製の靴。
雨雲【あまぐも】 雨や雪を降らせる雲。特に乱層雲。
雨曇り【あまぐもり】 今にも雨が降りそうな曇り空。
雨気【あまけ】 雨が降りそうな気配。
雨景色【あまげしき】
- 雨が降っている風景。
- 雨が降りそうな様子。
雨乞い【あまごい】 日照りの時に雨が降るように祈ること。《夏》
雨隠り【あまごもり】 雨に降られて身を隠すこと。
雨衣【あまごろも】 衣服の上に羽織って雨を防ぐ衣。
雨曝し【あまざらし】 雨にさらされること。
雨雫【あましずく】 滴り落ちる雨の水滴。
雨障子【あましょうじ】 油障子のこと。
雨支度【あまじたく】 外出時に雨に濡れないように準備すること。また、その雨具。
雨仕舞い【あまじまい】 雨水が建物内部に入らないようにすること。また、その施工方法。
雨染み【あまじみ】 雨水で濡れた後に残る汚れ。
雨装束【あまそうぞく】 雨を防ぐための身支度。
雨注ぎ【あまそそぎ】 雨垂れのこと。
雨空【あまぞら】 今にも雨が降りそうな空や、降っている空。
雨垂れ【あまだれ】軒先から滴り落ちる雨水。
雨燕【あまつばめ】 アマツバメ科の鳥の総称。ツバメに似ているが大型で翼が長い。
雨粒【あまつぶ】 雨の滴。
雨戸【あまど】 窓や縁側の外側に立てかける戸で、風雨を防ぎ、防犯にも役立つもの。
雨樋【あまどい】 雨水を受けて地上に流すために軒先に取り付ける細長い樋。
雨胴服【あまどうふく】 雨の日に着る羽織のこと。別名、雨羽織。
雨捌け【あまはけ】 雨水が滞らずに流れること。「雨捌けが良い」
雨羽織【あまばおり】 雨天時に着るラシャや木綿の羽織。別名、雨胴服。
雨袴【あまばかま】 雨の日にはく袴。油を塗った絹や紙で作ったもの。
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