水魚の交わり (すいぎょのまじわり)
意味: 非常に親しい付き合い。
説明: 水と魚のように、密接で切っても切れない仲の良い関係を表現します。
温故知新 (おんこちしん)
意味: 古い事柄を学び、新しい知識を得る。
説明: 歴史や過去の経験から教訓を得て、未来に生かすという学びの姿勢を説いた格言です。
漁夫の利 (ぎょふのり)
意味: 両者が争っている間に第三者が利益を得る。
説明: 争いごとや対立に没頭するあまり、結果的に他の者がその隙に便乗して利益を上げる状況を示します。
烏の行水 (からすのぎょうすい)
意味: ごく稀な出来事。
説明: 普段は見られない光景や、ほとんど起こりえない事態を例える表現です。
烏合の衆 (うごうのしゅう)
意味: 組織や統率が取れていない集団。
説明: 意思統一や目的意識がなく、無秩序でまとまりのない集団を揶揄する言葉です。
犬も歩けば棒に当たる (いぬもあるけばぼうにあたる)
意味: 何か行動を起こせば、思いがけないことに遭遇する。
説明: どんなに取るに足らない存在でも、行動してみると予期せぬ幸運や災難に巻き込まれる可能性があるという戒めです。
狐につままれる (きつねにつままれる)
意味: 理解できない、不思議な状況に陥る。
説明: まるで狐に取り憑かれたかのように、常識では説明のつかない出来事や現象に戸惑う状態を表します。
猫に小判 (ねこにこばん)
意味: 貴重なものをその価値が分からない相手に与えても無駄である。
説明: 本来の価値を理解できない相手に、どれだけ価値ある物を与えても意味がないことのたとえです。
猫の手も借りたい (ねこのてもかりたい)
意味: 非常に忙しい状態。
説明: 誰の助けでもいいから手伝ってほしいほど、忙しくて人手が足りない状況を示します。
猫を被る (ねこをかぶる)
意味: 本性を隠して穏やかに振る舞う。
説明: 自分の本当の性格や意図を隠し、周囲に対しておとなしく見せる行動を指します。
玉石混淆 (ぎょくせきこんこう)
意味: 良いものと悪いものが混ざり合っている状態。
説明: 質の良いものとそうでないものが同時に存在し、見分けがつきにくい状況を表す格言です。
画竜点睛を欠く (がりょうてんせいをかく)
意味: 最後の仕上げが足りず、全体が台無しになる。
説明: どんなに素晴らしいものでも、最後の一手が欠けると完璧さが損なわれるという教訓です。
疑心暗鬼を生ず (ぎしんあんきをしょうず)
意味: 疑いがさらなる不信や不安を呼び起こす。
説明: 人は一度疑念を抱くと、余計な不安や恐れが生まれて、物事をますます悪く考えてしまう傾向を戒めています。
登竜門 (とうりゅうもん)
意味: 大きな試練や成功への重要な関門。
説明: 伝説では、竜になれるか否かを決する門とされ、転機や成功を掴むための重大な挑戦を意味します。
百発百中 (ひゃっぱつひゃくちゅう)
意味: どんな試みも必ず成功する。
説明: たとえ難しい状況でも、行動するたびに確実な成果を上げる、非常に正確な能力を讃える表現です。
百聞は一見に如かず (ひゃくぶんはいっけんにしかず)
意味: 何度も聞くよりも、一度見るほうが理解できる。
説明: 実際に目で確かめることの大切さを説き、経験や実践の価値を強調する言葉です。
矛盾 (むじゅん)
意味: 互いに食い違い、両立しない状態。
説明: 言動や主張が互いに矛盾していて、整合性が取れない様子を表すシンプルな表現です。
破天荒 (はてんこう)
意味: 前例がなく、常識を覆すような行動。
説明: これまで誰も成し得なかった革新的な行動や事柄に対して用いられる称賛や驚嘆の言葉です。
破竹の勢い (はちくのいきおい)
意味: 物事が勢いよく次々と進む様子。
説明: 竹を割るかのように、阻止できない勢いで物事が進行していく状況を比喩的に表現します。
窮鼠猫を噛む (きゅうそねこをかむ)
意味: 追い詰められた弱者も抵抗する。
説明: いくら弱い者でも、絶望的な状況では思いがけない抵抗や反撃に出ることを戒める教訓です。
竹馬の友 (ちくばのとも)
意味: 幼い頃からの仲良し。
説明: 竹馬に乗って遊んだ仲間のように、幼少期から深い友情で結ばれた友人を指す言葉です。
羊頭狗肉 (ようとうくにく)
意味: 見かけと実態が全く異なること。
説明: 見た目は立派でも、内容や実際の価値が伴わない詐欺的な状態を戒める表現です。
背水の陣 (はいすいのじん)
意味: 退路を断って全力を尽くす決戦状態。
説明: 退くことが不可能な状況を作り出し、最後の一か八かの戦いに臨む覚悟や決断を表す言葉です。
臥薪嘗胆 (がしんしょうたん)
意味: 苦労を重ねて成功や復讐を果たす。
説明: 過去の恨みや苦労を糧に、忍耐強く努力を続けることで、最終的に成功を掴むという故事から来ています。
良薬は口に苦し (りょうやくはくちににがし)
意味: 効果のある物は、最初は受け入れがたい。
説明: 本当に良い助言や治療は、一時的に不快なものかもしれないが、長い目で見れば有益であるという戒めです。
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