「月」がつく二字熟語・三字熟語・四字熟語や名詞、ことわざ・慣用句などを一覧にまとめました。
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『月名の雅語・古語』一覧 |陰暦の名称・別名・異名・異称
『月』が付く2文字の熟語
■上月(ジョウゲツ)
一年の最初の月
■令月(れいげつ)
何事をするにもよい月
■佳月(かげつ)
よい月
■例月(れいげつ)
毎月。いつもの月
■偃月(えんげつ)
半月。弓張り月
■元月(ガンゲツ)
はじめの月のこと
■冬月(とうげつ)
冬の季節
■半月(はんげつ)
半分が欠けて半円の形に見える月
■厄月(やくづき)
厄難を避けるために、諸事に忌み慎まなければならないとする月
■月徳(げっとく)
万事に吉とされる日
■夏月(かげつ)
立夏から立秋の前日まで。6~8月
■夕月(ゆうづき)
夕方の月
■孤月(こげつ)
ものさびしく見える月
■宵月(よいづき)
宵の間だけ出ている月
■山月(さんげつ)
山上に出ている月
■幻月(げんげつ)
月の両側に1個ずつ、別に月があるように見えるもの
■弄月(ろうげつ)
月をながめて楽しむこと
■彎月(わんげつ)
弓形をしている月
■心月(しんげつ)
月のように澄みきって明らかな心。悟りを開いた心
■忌月(きげつ)
忌日 のある月
■悪月(あくげつ)
陰陽道 で、凶の月
■提月(ていげつ)
その月の最終日
■斜月(しゃげつ)
斜めに照らす月。西に没しようとする月
■春月(しゅんげつ)
春の夜の月。おぼろ月
■月宮(げっきゅう)
月にあるという月天子 の宮殿
■月影(つきかげ・げつえい)
月の光
■月待(つきまち)
十五夜,十九夜,二十三夜などの月齢の夜
■月暈(げつうん)
月の周囲に現れる輪状の光暈
■月朔(げっさく)
月の初めの日
■月朧(つきおぼろ)
春の月がボンヤリ霞んで見えること
■江月(こうげつ)
江上にかかる月。江上の月
■月痕(げっこん)
夜明けの月影
■月白(つきしろ)
月の出ようとするとき、東の空が白んで明るく見えること
■月華(げっか)
月の光。月光
■月虹(げっこう)
夜間に月の光により生じる虹
■月輪(げつりん)
つき。つきのわ
■月露(げつろ)
月の光が映っている露
■月魄(げっぱく)
月の精、月神
■月鼈(げつべつ)
二つのものの優劣の差がはなはだしいことのたとえ
■朗月(ろうげつ)
明るく澄み渡った月
■望月(もちづき)
陰暦十五夜の月。満月
■朧月(おぼろづき)
柔らかくほのかにかすんで見える春の夜の月
■泰月(たいげつ)
正月の美称
■海月(かいげつ)
海上の空に見える月。海面に浮かんでいる月影
■淡月(たんげつ)
光のあわい月のこと
■清月(セイゲツ)
清らかな光の月。清く澄んだ月
■湖月(こげつ)
湖上の月
■澹月(たんげつ)
薄くかすんだ月。おぼろ月
■烟月(えんげつ)
煙がかかったように、かすんで見える月
■無月(むげつ)
曇天や雨天で月が見えないこと
■片月(へんげつ)
かたわれ月。弓張り月
■白月(はくげつ)
明るく輝く月
■眉月(まゆづき)
眉に似た細い月。新月のこと
■秋月(しゅうげつ)
秋の夜の月
■花月(かげつ)
風流な遊び
■落月(らくげつ)
西に傾く月
■虧月(きげつ)
満月から新月までの間の、欠けて細くなってゆく月
■要月(ようげつ)
農事に忙しい月
■降月(くだりづき)
秋、満月が次第に欠けてゆくこと
■霽月(せいげつ)
雨が上がったあとの月。転じて、曇りがなくさっぱりとした心境
■風月(ふうげつ)
心地よい風と美しい月。自然の風物
■黒月(こくげつ)
古代インドの暦法で、満月後の16日から月末までの称
『月』が付く3文字の熟語
■朝月夜(あさづくよ)
明け方の空に残っている月
■朧月夜(おぼろづきよ)
春の夜に月がほのかに霞んでいる情景を指す言葉
■霞初月(かすみそめづき)
陰暦正月の異称
■五月闇(さつきやみ)
梅雨のころの夜が暗いこと
■五月蠅(さばえ)
あばれてさわぐこと
■五月雨(さみだれ)
陰暦五月ごろに降る長雨。梅雨
■早緑月(さみどりづき)
陰暦正月の異称
■立待月(たちまちづき)
立ちながら待つうちに出てくる月の意で、陰暦17日の夜の月
■六月雪(はくちょうげ)
アカネ科の常緑小低木
■更待月(ふけまちづき)
陰暦8月20日の月の異称
■臥待月(ふしまちづき)
陰暦八月十九日の夜の月
■三日月(みかづき)
陰暦3日の夜の月
■夕月夜(ゆうづくよ)
月がかかっている夕方
■偃月刀(えんげつとう)
古代中国における、大刀の一種
■閑日月(かんじつげつ)
ひまな月日。ゆとりのある心で過ごす時間
■月桂冠(げっけいかん)
月桂樹の葉で作った冠
■月桂樹(げっけいじゅ)
くすのき科の常緑小高木。ローリエ
■雪月花(せつげっか)
冬の雪、秋の月、春の花。四季おりおりの風雅な眺め
『月』が付く四字熟語
■愛月撤灯(あいげつてっとう)
ものを大切にして可愛がる程度が激しいこと
■一竿風月(いっかんのふうげつ)
俗事を離れ自然に親しみ悠々自適の生活をおくることのたとえ。
■雲心月性(うんしんげっせい)
名声や利益を求めず、清らかな心や性質をもつ人のこと
■雲壌月鼈(うんじょうげつべつ)
両者があまりにも異なっていること
■猿猴取月(えんこうしゅげつ)
欲を出しすぎて身を滅ぼすこと。
■猿猴捉月(えんこうそくげつ)
身の程知らずの事をして、元も子も無くする事をたとえて言う。
■屋梁落月(おくりょうらくげつ)
友人を深く思いやること
■海底撈月(かいていろうげつ)
実現不可能な事をやろうとして余分な労力を費やす事。
■嘉辰令月(かしんれいげつ)
めでたい月日のこと。
■花朝月夕(かちょうげっせき)
春秋の季節の楽しみをいう
■花鳥風月(かちょうふうげつ)
花鳥風月などの自然と、人の生活について詩歌を作ること。
■鏡花水月(きょうかすいげつ)
目に見えても手に触れることが出来ないもののたとえ。
■吟風弄月(ぎんぷうろうげつ)
月や風など自然の風景を題材として詩歌を作り風流を楽しむこと
■月下推敲(げっかすいこう)
詩や文章を作るとき、その語句や表現などを何度も練り直すこと
■月下氷人(げっかひょうじん)
縁結びの神。男女の縁の仲立ちをする人
■月下老人(げっかろうじん)
仲人、媒酌人。
■月卿雲客(げっけいうんかく)
高位高官のこと。
■月旦春秋(げったんしゅんじゅう)
人の価値などを評価して批評すること。
■月中蟾蜍(げっちゅうのせんじょ)
中国古代の伝説で、月にすむといわれるひきがえるのこと
■月白風清(げっぱくふうせい)
静かで美しい夜のことで、秋の月夜のたとえ。
■皎月千里(こうげつせんり)
遠くの場所まで月の光が照らしている様子
■光風霽月(こうふうせいげつ)
性格がさっぱりしていて、胸中が清らかな高潔な人物のたとえ。
■呉牛喘月(ごぎゅうぜんげつ)
取り越し苦労をすること。必要以上に恐れおののくさま
■歳月不待(さいげつふたい)
年月はすみやかに過ぎさり、人の都合などを待ってはくれないということ。時間を大切にすべきことをいう語。
■三月庭訓(さんがつていきん)
飽きやすくて勉強が長続きしない事や中途半端な読書のこと
■羞花閉月(しゅうかへいげつ)
美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。
■羞月閉花(しゅうげつへいか)
美人の容姿のすぐれてうるわしいこと。
■松風水月(しょうふうすいげつ)
自然を静かに澄んだ気持ちで鑑賞する心境。
■嘯風弄月(しょうふうろうげつ)
月や風など自然の風景を題材として詩歌を作り風流を楽しむこと
■日月星辰(じつげつせいしん)
空のこと。
■日月逾邁(じつげつゆまい)
月日がどんどん過ぎていくこと。また、年老いて死期が近くなる事。
■日陵月替(じつりょうげったい)
日に日に衰退していくこと。
■人物月旦(じんぶつげったん)
人物批評、品定めのこと。
■水月鏡花(すいげつきょうか)
はかない幻の事
■晴雲秋月(せいうんしゅうげつ)
心に汚れがなく、澄みとおっているたとえ。
■清風明月(せいふうめいげつ)
初秋の夜のすがすがしい感じ。
■雪月風花(せつげつふうか)
自然の景色、四季の景観をいう。また、それを鑑賞し、詩を吟じ俳句をたしなむこと。
■舌端月旦(ぜったんげったん)
言葉で人を批評すること。
■大月小月(たいげつしょうげつ)
「大の月」は日数が三十一日ある月で、「小の月」はそれ以外の月のこと。
■戴月披星(たいげつひせい)
日夜仕事に励むこと
■中秋玩月(ちゅうしゅうがんげつ)
中秋の名月を楽しむこと。
■仲秋翫月(ちゅうしゅうがんげつ)
中秋の名月を楽しむこと。
■中秋名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
陰暦の8月15日に名月を鑑賞する
■仲秋名月(ちゅうしゅうのめいげつ)
陰暦の8月15日に名月を鑑賞する
■中秋無月(ちゅうしゅうむげつ)
秋の十五夜に月が出ないこと
■嘲風弄月(ちょうふうろうげつ)
月や風など自然の風景を題材として詩歌を作り風流を楽しむこと
■嘲風哢月(ちょうふうろうげつ)
月や風など自然の風景を題材として詩歌を作り風流を楽しむこと
■冬月赤足(とうげつせきそく)
欲を持たず、正しい行いをしているために、貧しい暮らしをしていることのたとえ。
■日陵月替(にちりょうげったい)
日に日に衰退していくこと
■日居月諸(にっきょげっしょ)
日よ月よ。君と臣、また国君とその夫人、また父母にたとえる。
■日進月歩(にっしんげっぽ)
とどまることなく急速に進歩する事。
■日省月試(にっせいげっし)
官僚や役人などの働きを詳しく調べて適否などを見極めること。
■年災月殃(ねんさいげつおう)
次々へと災厄に見舞われ、とてつもなく不幸なこと。
■年頭月尾(ねんとうげつび)
一年中。
■披星戴月(ひせいたいげつ)
日夜仕事に励むこと
■氷壺秋月(ひょうこしゅうげつ)
心が清らかで澄んでいること
■冰壷秋月(ひょうこしゅうげつ)
心が清らかで澄んでいること
■風雲月露(ふううんげつろ)
何の役にもたたない自然の風景を詠んだだけの詩文のこと。
■風花雪月(ふうかせつげつ)
自然の美しい風景。
■風月玄度(ふうげつげんたく)
長い期間、会っていない人のことを想うこと。
■風月無辺(ふうげつむへん)
自然の風景が極めて美しいこと。
■風清月白(ふうせいげっぱく)
静かで美しい秋の月の明るい夜の風情
■ 抹月批風(まつげつひふう)
客を十分にもてなすことができないほど貧しいということ。 世間から離れて趣味を楽しむこと
■落月屋梁(らくげつおくりょう)
友人を心から思う情
■雨夜の月(あまよのつき)
雨夜の月とは、想像するだけで見えないので、実現しないことのたとえ
『月』が付くことわざ
■いつも月夜に米の飯(いつもつきよにこめのめし)
不足の無い生活のこと、あるいは満足な生活を願っても実際はそうはいかないこと
■英雄 閑日月あり(えいゆう かんじつげつあり)
英雄は手近なことや小さい事には無頓着で、常に遠謀と大志に思いをいたしているので、 傍から見ると悠々として暇人のように見えることを言う
■江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
江戸っ子は口は悪いが、腹にはこだわりがなく気性はさっぱりしていることをいう
■猿猴 月を取る(えんこう つきをとる)
身のほどをわきまえず、能力以上の事を試みて失敗することのたとえ
■親と月夜はいつも良い(おやとつきよはいつもよい)
親のそばにいることは、月夜の晩と同じように安心できるということのたとえ
■櫂は三年 櫓は三月(かいはさんねん ろはみつき)
櫂と櫓のように、似たようなものであっても習得にかかる時間には差があるということ
■陽炎 稲妻 水の月(かげろう いなずま みずのつき)
捕らえがたいもの、また、すばしこいもののたとえ
■君子の過ちは日月の食のごとし(くんしのあやまちはじつげつのしょくのごとし)
日食も月食も光を失ってもすぐに明るくなるように、君子は過ちを犯すことがあっても、すぐに改めて、もとの徳性に立ち返るというたとえ
■呉牛 月に喘ぐ(ごぎゅう つきにあえぐ)
呉牛は暑さをいやがるあまり、月を見ても太陽と見誤って喘ぐ。取り越し苦労をするたとえ
■四月の中の十日に心なしに雇われるな(しがつのなかのとおかにこころなしにやとわれるな)
四月の中旬頃は日が長いので、思いやりのない人に雇われるといつまでも働かされるので気をつけよということ
■月と鼈(つきとすっぽん)
一見似ているようで、実はまったく違うという意味
■月に叢雲 花に風(つきにむらくも はなにかぜ)
よいことには邪魔がはいりやすく、長続きしないものだというたとえ
■月の前の灯(つきのまえのともしび)
すぐれたものと比較されて、少しも引き立たないことのたとえ
■月日変われば気も変わる(つきひかわればきもかわる)
人間の心というものは、時間がたつとともに気持ちのありようも変わってくるものであるというたとえ
■月日に関守なし(つきひにせきもりなし)
月日の過ぎ去ることをとがめる関守はいないことから、月日のたつのは早いことのたとえ
■月満つれば則ち虧く(つきみつればすなわちかく)
満月は必ず欠ける。物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめるというたとえ
■月夜に釜を抜かれる(つきよにかまをぬかれる)
油断をして失敗することのたとえ
■罪なくして配所の月を見る(つみなくしてはいしょのつきをみる)
罪人としてではなく普通の人として月を眺められたらさぞ情趣があることだろうという意味
■二月は逃げて走る(にがつはにげてはしる)
二月という月は逃げるかのように早く過ぎてしまうものだ。 正月が終わったばかりと思っているうちに、もう三月が目の前にきているこ とをいう
■二八の涙月(にっぱちのなみだづき)
商売で、2月と8月は売り上げが下がる苦しい月だということ
■待たぬ月日は経ちやすい(またぬつきひはたちやすい)
月日は、待っていないときにはあっという間に過ぎ去ってしまうが、何かを待っている時にはなかなか経たないということ
■目の正月(めのしょうがつ)
珍しい物や美しい物などを見て楽しむこと
■世の中には月夜ばかりはない(よのなかにはつきよばかりはない)
世の中には月夜ばかりはない。闇夜もあるから気をつけろということ
■世の中は年中三月常月夜 嬶十七俺二十 負わず借らずに子三人(よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよ かかあじゅうしちおれはたち おわずからずにこさんにん)
世の中はいつも三月頃の温暖な気候であり、夜は明るい月夜であるのが理想的で、妻は十七歳で自分は二十歳、人の世話にはならず、借金もせず、子供は三人ぐらい持つのが幸福で理想的な暮らしであるという意味
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