47ある日本の都道府県は、国内での行政区画で、地方公共団体(地方自治体)です。
47都道府県の内訳は1都、1道、2府、43県となっていますが、これは明治時代に府藩県制から廃藩置県(明治4年)が行われ、何度も制度や範囲の変更・見直し・統廃合を実施し、昭和22年に現在の制度である47都道府県となりました。
ここでは、日本の国名由来、都道府県名由来、富士山の由来を紹介していきます。由来には諸説ありますので参考程度にご覧ください。
日本の国名由来
日本をさす言葉に「大八州(おおやしま)」「秋津島(あきつしま)」「豊葦原瑞穂国(とよあしはらのみずほくに)」「葦原中国(あしはらなかくに)」「大和(やまと)」などがあり、中国では「倭(わ)」と呼ばれていた。それが日本と定められたのは701年に制定された大宝律令によって「日本」と定められた。が、その時は「日本」と書いて「やまと」とか「ひのもと」と呼んでいたが、奈良時代になると漢字の知識が広がり、訓ではなく音読みになり「にほむ」となる。これが室町時代になると「にほん」「にっぽん」になった。
「日本」国号が記された最古の実物史料は、開元22年(734年、日本:天平6年)銘の井真成墓誌。
平安時代初期に成立した『弘仁私記』序によると、日本国が中国に対して東方にあるため、太陽の昇る方向にある国であることから「日の本」が日本の由来であると説明されている。
北海道の都道府県名 由来
北海道地方
北海道
先住民族のアイヌ人が、自分たちの事をカイ・カイノなどと呼ぶ事から、命名するときにカイという言葉を用い、律名時代に、区分されていた七道にならって、北海道と命名。
本州の都道府県名 由来
東北地方
青森県
青々と茂る松の森がその語源。津軽藩士がこの地に開港する時に浜松が一面に生え、小高い森が青々と茂っている事から命名。
岩手県
人々を苦しめた鬼が、神に懲らしめられ、もう二度と悪さはしないと神に誓い、三石岩(盛岡市)に約束の手形を押したという伝説から、「岩の手形」で岩手となった。
宮城県
新井白石説によれば「宮は神社を意味し、この地に古くからある塩釜神社を指す」と言う。また、「ギ」は接尾語で、後から城の字を当てはめたものらしい。
秋田県
アイヌ語でアキ・タイ=芦が生い茂るところの意味。低湿地という意味の飽田(あくた)が転訛したなど諸説がある。
山形県
山方(やまかた)で、山の方に寄った土地という意味。一般的に最上川の上流域を古くから山方と呼んでいた。
福島県
「島」は盆地にそびえ立つ信夫山の意味。「福」はおめでたい文字で、中・近世の城下町で多用された。かつてこの地方が湖沼で、泥沼から信夫山が吹き出し「吹く島」になった説もある。
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