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「赤鬼」「青鬼」「黄(白)鬼」「緑鬼」「黒鬼」色の種類と違いと意味とは?

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「赤鬼」「青鬼」「黄(白)鬼」「緑鬼」「黒鬼」色の違いと意味とは? 伝承
「赤鬼」「青鬼」「黄(白)鬼」「緑鬼」「黒鬼」色の違いと意味とは?
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私たちがよく知っている鬼は赤鬼と青鬼ですが、他にも緑、白(黄)、黒の鬼がいて全部で5種類の鬼がいます。

これらの色には仏教や豆まきなどの習慣と密接な関係があるようです。

この5色は、仏教に関係があり「心を縛る5つの煩悩を外して平穏に過ごしなさい」という五蓋(ごがい)という話が由来しています。

鬼の種類一覧表 日本の伝説の鬼44種類

 

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鬼の色の違い

 

鬼の色には意味があり、仏教の「五蓋(ごがい)」という言葉に由来します。

「五蓋」というのは、仏教の瞑想修行を邪魔する5つの煩悩の総称で、

  1. 「貪欲(とんよく)」
  2. 「瞋恚(しんに)」
  3. 「掉挙(じょうこ)・悪作(おさ)」
  4. 「惛沈(こんちん)・睡眠(すいみん)」
  5. 「疑(ぎ)」があります。

5つの煩悩が

  1. 赤鬼
  2. 青鬼
  3. 黄鬼
  4. 緑鬼
  5. 黒鬼

に当てはめられており、豆まきのときには自分が打ち勝ちたい煩悩の色の鬼に豆を投げると良いともいわれています。

豆まきの仕方や効果は、次の通りです。

鬼の色の種類と意味 鬼の色の種類は5種類

鬼の色の種類は5種類

5種類の鬼の意味を紹介していきます。

 

赤鬼

「貪欲(とんよく)」

赤は貪欲を表します。欲望や求めすぎる心をさしています。

渇望・欲望、全ての悪心の象徴で、豆をぶつけることで、自分の中に巣食っている悪い心が取り除かれると言われます。

青鬼

「瞋恚(しんに)」

青鬼は自分の中の悪意や憎しみなどを表します。

悪意・憎しみ・怒りの象徴で、貧相で欲深い自分自身に豆をぶつけることで、自身を浄化し、福に恵まれるようにという意味を持ちます。

黄鬼(白鬼)

「掉挙悪作(じょうこおさ)」

白の鬼が表すのは浮ついた心や甘え、執着など、自身の心の有様を表します。

心の浮動・後悔の象徴で、豆をぶつけることで、公平な判断をし、心の平穏が保てるようにという意味合いを持っています。

緑鬼

「惛沈睡眠(こんちんすいみん)」

緑の鬼は、怠惰や眠気などの不健康を表します。

倦怠・眠気・不健康の象徴で、豆をぶつけることで健康に過ごせるようになると言われています。

黒鬼

「疑(ぎ)」

黒の鬼は、自身の中にある疑う心や愚痴などを表します。

疑いの心・愚痴の象徴で、豆をぶつけて、自分の中にある不平不満を言う心、卑しい気持ちをさっぱりと落とし、この先に平穏な生活がおくれるようにという願いを込めるとされています。

 

鬼の武器

『鬼に金棒』という諺がありますが、鬼によって持っている武器が違います。

  1. 赤鬼:金棒
  2. 青鬼:刺股(さすまた)
  3. 黄鬼:両刃のこぎり
  4. 緑鬼:薙刀(なぎなた)
  5. 黒鬼:斧

鬼の持ち物としてイメージが強い金棒は赤鬼専用の武器のようです。

鬼の種類一覧表 日本の伝説の鬼44種類

鬼の色の種類と違いと意味 まとめ

色のついた鬼の種類や違い・意味を紹介しました。

鬼の色がそれぞれ煩悩を象徴していて、節分にはそれらの煩悩を払う意味があるということがわかりました。

次の節分のときには これらのことを踏まえて厄を払いたいですね。

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