9. 空想や「もしも話」をテーマにしたディベート
「空を飛べたら何をする?」「ドラえもんの道具、1つだけ手に入るなら?」といった空想的・創造的な問いは、自由な発想力を引き出しながら、意見を形にする力を楽しく育てます。特にディベート初心者や低学年におすすめで、遊びと学びのバランスが取れたテーマがそろっています。
81. もし空を自由に飛べるようになったら、社会はよくなるか?
- 賛成の意見:
通学や移動が早くなって、交通渋滞もなくなる。新しい景色や発見が楽しめるようになる。 - 反対の意見:
空の交通ルールが必要になって事故がふえるかもしれない。プライバシーの問題も出てくる。
82. もし時間を止めることができたら、それは正しい使い方ができるか?
- 賛成の意見:
じっくり考えたいときや助けたい人がいるときに、時間を止めることで役に立つ。 - 反対の意見:
ズルをする人が出てくるかもしれないし、正しく使うのはむずかしい。トラブルのもとになる。
83. もし一つだけどんな願いもかなうとしたら、自分のために使うべきか?
- 賛成の意見:
自分が幸せになってこそ、まわりの人にもやさしくできる。自分を大切にするのは悪いことではない。 - 反対の意見:
世界のためや大切な人のために使ったほうが、もっと大きな幸せを生むかもしれない。
84. もし過去に戻れるなら、戻るべきか?
- 賛成の意見:
やりなおしたいことがある人にとっては、すごく価値があるチャンス。失敗を正せる。 - 反対の意見:
過去を変えると未来も変わってしまう。今を大切にして前を向くことが大切。
85. もし動物と話せたら、人間と動物の関係はよくなるか?
- 賛成の意見:
気持ちが伝わることで、もっと仲よくなれる。ペットの気持ちも理解できるようになる。 - 反対の意見:
話せるようになっても、人間の勝手な行動がなくなるとは限らない。問題が増えることもある。
86. もし「なんでもできる道具」があったら、それを使うべきか?
- 賛成の意見:
社会の役に立つことができるし、困っている人を助けることができる。正しく使えばすばらしい。 - 反対の意見:
楽をしすぎると努力しなくなる。使い方をまちがえると危険な道具になるかもしれない。
87. もし1日だけ別の人になれるなら、なってみるべきか?
- 賛成の意見:
ほかの人の立場を体験することで、思いやりや新しい気づきが得られる。 - 反対の意見:
自分らしさを大事にすべき。誰かになっても、本当の気持ちはわからないかもしれない。
88. もし宇宙人が地球に来たら、友達になれると思うか?
- 賛成の意見:
言葉や文化がちがっても、心でつながれる。おたがいに学び合うことができる。 - 反対の意見:
考え方や価値観がちがいすぎて、トラブルになるかもしれない。まずはようすを見たほうがよい。
89. もし夢の中の世界で本当に生きられたら、そっちのほうが幸せか?
- 賛成の意見:
自由に生きられるし、楽しいことばかりの世界ならストレスもなくなる。 - 反対の意見:
現実の世界で人とふれあい、成長していくことのほうが本当の幸せにつながる。
90. もし1日だけなんでも法律を変えられるなら、子どもは何を変えるべきか?
- 賛成の意見(変えるべき):
子どもにやさしい社会になるようなルールを作るチャンス。思い切って意見を言うことが大切。 - 反対の意見(変えるべきではない):
法律はよく考えて作られているもの。1日で変えると大きな混乱が起きてしまう。
10. 趣味・遊び・習い事に関するテーマ
ゲーム、スポーツ、読書、習い事など、子どもたちの興味関心を活かしたディベートテーマは、身近だからこそ真剣に考えやすいという利点があります。好きなことについて深く掘り下げたり、他の人の考えに触れたりすることで、新しい価値観に出会うきっかけにもなります。
91. ゲームは1日1時間までにするべきか?
- 賛成の意見:
やりすぎると目が悪くなったり、生活リズムがくずれる。時間を決めることで集中して楽しめる。 - 反対の意見:
遊ぶ時間は人によってちがう。長くても楽しければいいし、自分でコントロールできれば問題ない。
92. 休みの日も勉強するべきか?
- 賛成の意見:
少しずつでも続けることで力がつくし、忘れにくくなる。毎日がんばる習慣が身につく。 - 反対の意見:
休みの日はリフレッシュするために必要。遊びや休けいも、学びと同じくらい大切。
93. 習い事は多いほうがいいか?
- 賛成の意見:
いろんなことにチャレンジできて、将来の夢が広がる。多くの経験が力になる。 - 反対の意見:
時間がなくなって疲れてしまうこともある。ひとつのことに集中したほうが身につく。
94. 読書はゲームよりも良い趣味か?
- 賛成の意見:
想像力や語い力が身につく。物語を読むことで心が育ち、考える力も深まる。 - 反対の意見:
ゲームも集中力や判断力が身につく。どちらが良いかは人それぞれで、比べる必要はない。
95. 外で遊ぶより家で遊ぶほうがよいか?
- 賛成の意見:
安全だし、家の中でも工夫すれば楽しいことはたくさんある。天気に左右されないのもよい。 - 反対の意見:
外で遊ぶことで体がきたえられたり、自然とふれ合える。友達とも元気に遊べる。
96. スポーツは勝ち負けより楽しむことが大事か?
- 賛成の意見:
楽しくなければ長く続けられない。勝ち負けよりチームワークや努力のほうが大切。 - 反対の意見:
勝ちたいという気持ちががんばる力になる。競争があるからこそ成長できる。
97. 子どもでも自分の趣味を大切にすべきか?
- 賛成の意見:
好きなことを続けることで自信がつくし、自分らしさも育つ。気持ちも明るくなる。 - 反対の意見:
今は好きでも将来変わることもある。まずはいろいろ試してから選んでも遅くない。
98. アニメやマンガから学べることはあるか?
- 賛成の意見:
感動したり、考えさせられたりすることもある。歴史や科学を楽しく学べる作品もある。 - 反対の意見:
現実とはちがう表現も多く、まちがったイメージを持ってしまうこともある。見すぎにも注意が必要。
99. ゲーム実況や動画投稿をするのは小学生でも良いか?
- 賛成の意見:
表現力や話し方をきたえられるし、将来の夢につながるかもしれない。楽しく学べる活動でもある。 - 反対の意見:
プライバシーやトラブルの心配がある。ネットに出るリスクをよく理解する必要がある。
100. 遊びは勉強と同じくらい大切か?
- 賛成の意見:
遊びの中で人との関わりやルールを学べるし、心と体が成長する時間でもある。 - 反対の意見:
遊びは大事だけど、勉強のほうが将来に役立つことが多い。時間配分は考えるべき。
ディベートで育つ“考える力”と“伝える力”
ディベートは難しいものではなく、「自分の意見を持ち、相手の意見も聞く」という姿勢を育てる絶好のチャンスです。
本記事で紹介した100のテーマは、小学生が日常でふれることから社会・未来・空想の世界まで、幅広く取り入れています。
子どもたちにとって、自分の考えを整理し、言葉にして伝える経験は、非認知能力や論理的思考力の育成にもつながります。
「家庭学習の新しい形としてディベートを取り入れてみたい」
「授業での発表やディスカッションに活用したい」
そんな方にとって、本リストが役立つ道しるべになれば幸いです。
まずは1つのテーマから、親子で話してみることから始めてみませんか?
FAQ よくある質問
ディベートとは何ですか?小学生にもわかる説明を教えてください。
ディベートとは、あるテーマに対して賛成・反対の立場に分かれて意見を言い合う活動です。小学生でも「意見を考える」「相手の話を聞く」「順番に話す」というルールで楽しく学べます。
小学生にディベートは難しくないですか?どんな効果がありますか?
小学生にもわかりやすいテーマを使えば、ディベートは楽しく取り組めます。思考力・表現力・聞く力を育てるのに効果的で、非認知能力の向上にもつながります。
ディベートに使える小学生向けのテーマはどこで見つかりますか?
本記事では、小学生におすすめのディベートテーマを100個、賛成・反対の意見例付きで紹介しています。授業・家庭学習・自由研究にもすぐに使えます。
家庭や学校でディベートを始めるにはどうすればいいですか?
まずは身近なテーマを1つ選び、子どもと一緒に「どんな意見があるかな?」と話し合うことから始めましょう。正解を決めずに、お互いの意見を大切にする姿勢がポイントです。
小学生のディベート練習に役立つ資料や例文はありますか?
本記事には、各テーマに賛成・反対の意見例がセットで掲載されています。ワークシートや話し合いの練習にも活用できる内容になっています。
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