秋の音や香りを感じる言葉
秋の夜に響く虫の声、風に揺れる落ち葉の音、金木犀の甘い香り。五感の中でも特に耳と鼻に響く、秋ならではの静かな気配を言葉で表現しています。
- 虫の声(むしのこえ)
秋の夜に響く鈴虫やコオロギの鳴き声。静寂を彩る自然の音。 - 鈴虫(すずむし)
澄んだ音色で秋を知らせる虫。日本の秋を代表する音。 - コオロギ
草むらに潜む小さき虫。鳴き声は秋の訪れを感じさせる。 - マツムシ
やさしい音色で鳴く秋の虫。古くから詩歌にも詠まれる。 - 落ち葉の音(おちばのおと)
地に舞い落ちた葉が風に擦れる音。秋の物寂しさを誘う。 - 風のささやき
木々を揺らす秋風の音。涼やかで心を洗う響き。 - 木の葉時雨(このはしぐれ)
木の葉が舞い落ちるさまを時雨に喩えた美しい比喩。 - 木犀の香(もくせいのか)
金木犀・銀木犀の甘く芳しい香り。秋の訪れを告げる芳香。 - 落ち葉焚き(おちばたき)
落葉を集めて焚く香ばしい匂い。郷愁を誘う秋の情景。 - 稲刈りの香り(いねかりのかおり)
稲が刈られた田から漂う土と稲の混ざる素朴な香り。 - 秋風(あきかぜ)
涼やかに吹き抜ける風。心を澄ませるような感覚。 - 露の音(つゆのおと)
草葉から落ちる露のしずく。秋の夜明けの静謐な音。 - 鳴く鹿(なくしか)
恋を求めて山に響く鹿の声。哀愁を帯びる秋の音色。 - 夜長(よなが)
秋の夜は長く、虫の声や静寂の音が際立つ。 - 枯葉の舞(かれはのまい)
風に乗り舞い散る枯葉の音と動き。儚さの象徴。
秋の実りと収穫を表す言葉
栗や柿、稲や葡萄など、秋は自然の恵みがたっぷり実る季節です。収穫の喜びや豊かさを感じさせる、味覚や農作物にまつわる言葉を紹介します。
- 新米(しんまい)
秋に刈り取られるその年初の米。香りと甘みが格別。 - 稲穂(いなほ)
黄金に垂れ下がる稲の穂。秋の豊穣の象徴。 - 柿(かき)
甘く熟した果実。秋の風物詩として親しまれる。 - 栗(くり)
野山に実る秋の味覚。煮ても焼いても風味豊か。 - 葡萄(ぶどう)
濃い味と香りの果実。秋の贈り物の一つ。 - 梨(なし)
みずみずしく甘い果実。秋の果物の代表格。 - さつまいも
土から掘り出される秋の幸。焼いて香ばしさを楽しむ。 - 松茸(まつたけ)
香り高い高級きのこ。秋の味覚の王者。 - きのこ狩り
秋に山に入り、きのこを探す風雅な遊びと実益。 - 収穫祭(しゅうかくさい)
農作物の恵みに感謝する行事。秋の歓びを分かち合う時。 - 秋茄子(あきなす)
秋に採れる茄子。皮が柔らかく、味も濃い。 - 食欲の秋(しょくよくのあき)
豊富な味覚に誘われ、自然と食が進む季節。 - 実りの秋(みのりのあき)
大地と自然がその成果を人に与える季節を称える言葉。 - 脱穀(だっこく)
刈り取った稲から籾を取り出す作業。秋の重要な営み。 - おはぎ
収穫したもち米と小豆で作られる菓子。秋彼岸に食される。
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